カンボジア大使の離任にあたり表敬
2025年12月29日午後、ルオン・クオン国家主席は、任期満了に伴い離任するチェア・キムタ駐ベトナム・カンボジア大使の表敬訪問を受けた。
歴史的絆に裏打ちされた戦略的関係
ルオン・クオン国家主席は、独立・自由・平和のために両国民が結びつき、犠牲を分かち合ってきた歴史的背景と、その中で培われた価値を強調した。
そのうえで、ベトナムとカンボジアの団結、伝統的友好関係、包括的協力関係は戦略的意義を有するものであり、地域および国際情勢が不安定化する中で、両国が共に平和、安定、持続可能な発展を守るための重要な基盤であると述べた。
経済協力が「明るい材料」に
ルオン・クオン国家主席は、近年の両国関係における前向きな成果を評価した。
特に、両党間の関係が全体の方向性を示し、防衛・安全保障協力が引き続き柱となっている点を挙げた。
また、経済協力が「明るい材料」となり、二国間貿易額が堅調に成長していることを評価した。教育・人材育成、文化、観光、人的交流も継続的に促進され、両国国民の相互理解と長期的な結びつきの強化に寄与しているとした。
政治的信頼の強化と若い世代への発信
ルオン・クオン国家主席は、政治的信頼のさらなる強化、代表団交流やハイレベル接触の拡大、防衛・安全保障分野での緊密な連携の重要性を強調した。
あわせて、ベトナム・カンボジア関係の歴史的意義を若い世代に広く伝えるため、両国が連携して広報・啓発活動を進めるよう提案した。
カンボジア・タイ国境問題への評価
ルオン・クオン国家主席は、近年のカンボジアとタイの国境を巡る緊張緩和の動きを高く評価した。
そのうえで、両国が停戦および国境での緊張緩和措置に合意した共同声明を発表したことを歓迎するとともに、関係国が国際法とASEANの団結精神に基づき、平和的手段によって相違を解決することを支持すると表明した。
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ベトナム進出支援LAI VIEN




















