有害物質を使ったモヤシ約2.8トンを押収
ニンビン省警察は2月8日、同省内で食品として使用が禁止されている成長促進剤を用いてモヤシを製造していたとして、業者の男を逮捕し、身柄を拘束したと発表した。
摘発されたのは、ニンビン省ズイハー地区で食品製造施設「ティエン・アン」を経営するチャン・クオック・ダイ容疑者(28歳)である。
経済警察と食品安全当局が合同検査
事件の発端は、ニンビン省警察経済警察部門と同省保健局食品安全支局による合同立ち入り検査であった。
検査対象となったのは、ダイ容疑者が経営するモヤシ製造施設で、施設内ではプラスチック製容器362基に保管された総量約2.8トンのモヤシが確認された。
これらのモヤシは製造後1~6日程度のもので、食品安全基準を満たしていない疑いが持たれていた。
禁止されている成長促進剤を使用
当局による検査・分析の結果、2026年1月20日から24日にかけて、ダイ容疑者が6-ベンジルアミノプリン(6-benzylaminopurine)と呼ばれる成長促進剤を使用して、約2.8トンのモヤシを製造していたことが判明した。
この物質は通称「水あめ液」などと呼ばれることもあるが、ベトナムでは食品の製造・加工に使用が認められていない物質である。
「見た目を良くするためだった」と供述
警察の取り調べに対し、ダイ容疑者は、モヤシの生育を早め、
- 根を短く
- 茎を太く
- 全体を大きく、見栄え良く
- 重量を増やす
目的で、6-ベンジルアミノプリンを浸漬・培養工程で使用したことを認めている。
6-ベンジルアミノプリンの危険性
6-ベンジルアミノプリンは、本来は植物の細胞分裂を促進する成長調整剤であり、植物の枝分かれや開花、果実の肥大化などを促す作用がある。
しかし、ベトナムでは食品用途および農薬としての使用はいずれも認められていない。
この物質が人体に大量に取り込まれた場合、死亡に至る危険性があるとされており、特に妊婦が長期間吸入または皮膚接触した場合、
- 低体重児
- 水頭症
- 先天性障害
など、胎児への深刻な影響を及ぼす可能性が指摘されている。
当局は厳正処分の方針
ニンビン省警察は、食品安全を脅かす重大な違反行為であるとして、引き続き捜査を進め、関係法令に基づき厳正に処分する方針である。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
ベトナム進出支援LAI VIEN




















