ベトナムニュース【COVID-19】ダナン市、隔離対策に課題も

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1月14日のベトナム保健省代表団との会談で、ダナン市保健局のグエン・ティエン・ホン副局長は、2020年にダナン市は15カ国から入国した約9,000名の隔離対象者を受け入れたと説明した。このうち5400名は軍の施設が引き受け、残りはホテルでの隔離であった。

ホン副局長によると、ダナン市が今後もベトナム人帰国者を受入れて隔離を実施するには、多くの課題が残されている。

「ベトナム政府は、入国する国全ての検査機関を把握しきれておらず、入国者が持参したPCR検査結果のフォーマットを確認することが難しくなっている」と指摘する。

さらに、多くの入国者が、事前に医療申告手続きを済ませておらず空港に到着してから申請をおこなうため、隔離施設への移動が滞っている。1本のフライトには300人が搭乗しており、空港での医療申告手続きは非常に時間がかかることになる。

また、軍の隔離施設は、兵士の訓練施設であり各部屋は仕切られておらず、一部屋に70~80人が居住することになるので、隔離条件の徹底が難しくなる。トイレも共用になっており、保健省からの更なる指導が必要だとホン副局長は指摘する。

また、不法入国の状況もダナン市の大きな懸念事項になっている。ダナン市保健局のゴー・ティ・キム・イエン局長は、これまでに警察がいくつかの不法入国のケースを摘発しているが、それはあくまでも氷山の一角にすぎないと指摘する。

国境警備隊よると、ダナン市には港湾など海からの不法入国の可能性がある。既に南部では漁船を使った不法入国のケースが摘発されており、ダナン市も漁船を使った不法入国について監視を強化する必要がある。

国境警備隊は、更に貨物船の乗組員による不法入国の可能性についても言及した。貨物船のベトナム人乗組員は、長い間家族と会えておらず隔離をすり抜ける方法を探している場合がある。貨物船の乗組員に対しては、船から下船することを制限し、港湾労働者が乗組員と接触できないようにする必要があるとしている。

「ダナン市は不法入国を厳しく監視し、全ての市民が不法入国者に対して、厳しい目を向けることを奨励する必要が出てくるだろう」とダナン市人民委員会のレ・クアン・ナム副主席は強調する。

会議の席上、保健省のチューン・クオック・クーン副大臣は、ダナン市の関係各機関は任務を適切に遂行していると評価したが、新たな事態にも対応する準備をしなければならないとしている。

これからテトを迎えるにあたって人の往来が拡大し、テト期間中はお互いの家を訪問するというベトナムの習慣から見てもダナン市は今後、更なる感染拡大のリスクにさらされる可能性が高い。そのため、保健省は、ダナン市に対して、駅、空港など人が多く集まる場所の管理を強化し、不法入国を阻止するように求めている。

クーン副大臣は、「ダナン市は、これまでおおむね適切に流行拡大を抑制できているが、今後入国者がより多くなることに備え、適切な人員、医薬品、設備の確保を進める必要がある。」と指摘した。

出典:14/01/2021 VNEXPRESS
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