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ベトナムニュース【経済】2021年第1四半期の経済成長率は4.48%

(C)VNEXPRESS

ベトナムの2021年第1四半期のGDP成長率は、COVID-19の感染拡大が発生した2020年よりも高かったが、過去10年と比べると低い数字となった。

3月29日、統計総局は、2021年第1四半期の社会経済データを公表した。それによるとGDP成長率は、4.48%で2020年第1四半期の3.68%は上回ったものの、過去10年のデータで見ると2番目に低い数字となった。

統計総局によると、1月末から3月初めにかけて多くの地域でCOVID-19の市中感染が発生したことが、経済成長の鈍化を招いた。産業別では、農林水産業が3.16%、製造業と建設業が6.3%、サービス業が3.34%のプラス成長となり、製造業が経済成長をけん引したことが分かる。一方で鉱業分野では、原油の生産量が11%、天然ガスの生産量が16.1%減少したことを受けてマイナス8.24%の成長であった。

ベトナム国内のCOVID-19の感染が厳しく制御され、各輸出企業が最近締結された自由貿易協定をうまく活用したことで、サービス業も積極的な回復傾向を示した。卸売・小売分野では成長率が6.45%に達し、金融・銀行・保険分野では7.35%もの成長となった。一方で、物流・倉庫業はマイナス2.17%、宿泊・飲食業がマイナス4.49%となった。

輸出入に関しては、2021年第1四半期も順調に回復した。輸出入総額は、前年同期比で24%増の1520億USDとなり貿易収支は20億USDを超える黒字となる見通しだ。

しかし、変異型ウイルスが確認されるなどCOVID-19の感染状況が複雑化する中で、ベトナム経済は、今後も多くの課題に直面することが予測される。統計総局は総評の中で「2021年の経済成長率目標の6.5%を達成するには様々な解決すべき課題が残されており、政府、企業、市民が一致団結して取り組む必要がある」と指摘している。

統計総局では、ベトナムが経済成長目標を達成するために、感染拡大を制御し、ワクチン接種を迅速に展開し、企業が政府の補助政策に速やかにアクセスできるように改善し、公共投資への支払いをスピードアップさせることが必要だと提言している。

出典:29/03/2021 VNEXPRESS
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