「備えあれば憂いなし」とは言いますが、一度経験しないと何を備えたらいいか想像が付かないものです。2012年1月から9年以上続けているのが日本のラジオ番組です。群馬県のある地域の小さなFM放送局で、毎月第4月曜日に放送されている、「西田俊哉のベトナム・フォー・パラダイス」というトーク番組です。
最初はパーソナリティの質問に沿ってベトナム事情を伝える形式でした。事前に話す内容を打ち合わせるので大丈夫と高を括っていましたが、いざ本番の収録となると、聞き手と私との思惑が食い違いました。私が話したベトナムの事柄に素朴な疑問を返されると、中には私が知らないことや返答できないことがあり、間違った回答すらあったかもしれません。参りました。備えは万全にしなければいけないと痛感した、第1回放送でした。
2回目からはA4用紙に5枚ほどの原稿を用意することにしました。その原稿に沿って質問を受けて、それ以外の質問は控えていただくと、進行が驚くほどスムーズになりました。放送が続いていくと準備にも熱が入ります。自分が関心のある内容について、気合を入れて書けるようになりました。
色々と調べて準備をすると内容が濃くなり、FM放送だけではなく、会社のホームページに「社長ブログ」としてアップしました。最初の失敗経験が発信できるツールを生み、放送以外に転用できたのは新しい発見でした。皆さんも失敗からの修正で、何かの付加価値が生まれるといいですね。。