9月11日と12日の2日間でハノイ市は、98万回以上のCOVID19ワクチンの接種を完了した。これによって市内の多くの区が18歳以上の1回目のワクチン接種目標をクリアしたことになる。
ハノイ市保健局は、9月11日に41万1000回、9月12日に57万3829回のワクチン接種を実施したと発表した。これは、これまで4日間に渡って開催されたワクチン接種加速キャンペーンの中で1日あたりで最多の接種回数で、8月の1日にあたりの最多接種回数7万2000回の7.9倍となっている
ハノイ市はこれまでに450万回分以上のワクチンが供給され、そのうち440万回分以上の接種が完了している。今回のワクチン接種では、ハノイの医療機関だけでなく北部の11の省から4000人近くの医療関係者が派遣され、ハノイ市内での検査とワクチン接種をサポートした。
ハノイ市保健局によると、バーディン、ホアンキエム、ソックソン、トゥーンティン、ホアイドゥック、バックトゥーリエムなどの地域では1回目のワクチン接種目標を達成した。保健省では、9月15日までにハノイ市内の18歳以上の市民への1回目のワクチン接種を完了させるために、更に150万回分のワクチンを提供する予定だ。
検査に関しては、9月12日にPCRプール検査50万回以上と簡易抗原検査24万5000回以上を実施した。9月9日から12日までにハノイ市が実施した検査総数は200万回を超え、そのうち10件のPCRプール検査と33件の簡易抗原検査で陽性が確認されている。
ハノイ市では、各地町村に対して割り当てられたワクチン接種が完了した場合は、検査のスピードアップに集中するように指示している。ハノイ市保健局は新たにワクチンが供給された場合、迅速に地方へ配布するための計画を立案しておく必要がある。
ハノイ市の大規模なワクチン接種と検査の実施計画は、9月8日の午後に発表され、翌日から実施された。ハノイ市人民委員会のチュー・ゴック・アイン主席は、9月15日までに、市内の全住民を対象としたスクリーニング検査の実施、保健省から充分な量のワクチンが提供される前提での18歳以上の全員への1回目のワクチン接種完了、ワクチン接種と検査によって感染状況を抑制し、社会隔離措置を緩和して社会経済活動を回復させるという3つの重要な目標を設定していると説明した。
9月12日にハノイ市は新たに16か所の一時封鎖を決定した。これにより、ハノイ市内の医療隔離のための封鎖ポイントは100ヶ所となった。4月27日からこれまでに、ハノイ市内では、3780人のCOVID19感染者を確認し、そのうち1595人が市中感染、2185人が隔離地域での感染であった。
出典：13/09/2021 VNEXPRESS
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