ホーチミン市は、カラオケ、ディスコ、スパ、バイクタクシー配車アプリなど各種サービス事業活動についてグリーンゾーン（感染レベル1）地域での活動再開を認めた。感染レベル2と3の地域についても条件付きで活動を認めるが、感染レベル4の地域については活動再開を認めていない。
上記は、11月16日の午後にホーチミン市人民委員会のファン・バン・マイ主席が発行した『地域のCOVID-19を効率的に抑制し、安全かつ柔軟に適応する方法』という暫定規定に記載されていた内容だ。今回の規定の内容は、これまで適用されてきた指示18号及び、その他の移動、製造、ビジネスに関する以前に発行された規定内容の一部に代わるものとされている。
この規定により、感染レベル1（グリーンゾーン）とされる地域のマッサージ、スパ、ディスコ、カラオケ、バーなどは活動再開が許可される。但し、従業員はワクチンを2回接種済みか、COVID-19感染から回復している必要がある。利用客は、ワクチン2回接種済みか、COVID-19感染から回復しているか、72時間以内の検査陰性証明書が必要となる。
感染レベル2（イエローゾーン：感染リスク中）の地域では、従業員と利用客に求められる条件は感染レベル1の場合と同様だが、稼働率は50％未満にする必要がある。
感染レベル3（オレンジゾーン：感染リスク高）の地域では、スパ、マッサージは稼働率25%未満での活動が認められるが、バー、ディスコ、カラオケについては活動再開が認められていない。従業員と利用客に求められる条件は感染レベル1の場合と同様である。
感染レベル4（レッドゾーン：感染リスク超高）の地域では、上記のサービス事業の活動再開を認めないとされている。
レストランの店内飲食サービスについて、感染レベル1と2の地域は条件付きで活動再開が認められる。感染レベル3の地域は、条件付きで活動が制限される。但し、このサービスについては、ホーチミン市人民委員会、商工局及び、食品安全管理委員会のガイドラインによって既に活動が再開されている。
図書館、映画館、文化講演、芸術講演、ビデオゲーム（インターネット接続無し）については、感染レベル1の地域は、ホーチミン市の感染防止安全基準を遵守していれば、活動再開が認められる。感染レベル2の地域では、稼働率50％未満での活動再開が認められる。感染レベル3の地域は稼働率が25％未満での活動が認められ、感染レベル4の地域は、活動再開は認められない。
行商人と宝くじ販売については、感染レベル1の地域では、感染防止安全基準を満たしていれば活動が認められる。感染レベル2の地域では、ワクチンを2回接種済みかCOVID-19の感染から回復している人は活動が認められる。感染レベル3と4の地域については、活動再開は認められていない
屋内で実施される結婚式、葬式、会合、トレーニング、セミナー、フェスティバル、イベント、スポーツ活動については、感染防止安全基準の評価に基づいて活動再開を認める。具体的には、感染レベル1の地域の場合、参加人数に制限はないが最大収容人数を越えてはならず、1メートル以上の距離を確保する必要がある。
感染レベル2の地域では、収容人数の50％未満とし、2m以上の距離を確保する必要がある。感染レベル3の地域では収容人数を25%未満とし、2メートル以上の距離を確保する必要がある。
また上記の規定によれば、ホーチミン市の感染レベルが1になれば、感染防止対策を順守していることを条件に、バイクタクシー配車アプリの活動再開が認められる。感染レベルが2の場合は、配車アプリに所属するバイク台数の50％未満の活動が認められる。感染レベル3と4の地域では活動は認められない。現在、ホーチミン市の感染レベルは2とされている。
通常のバイクタクシーの場合、ホーチミン市の感染レベルが1の場合のみ、交通運輸局の感染防止対策ガイドラインを遵守したうえで活動が認められる。
教育活動については、感染レベル1～3の地域では、教育訓練省と保健省のガイドラインに基づいた感染防止対策を遵守していれば対面授業の再開が認められる。但し、感染レベル2と3の地域では、教育活動に時間と人数の制限が加えられるため、オンライン学習と組み合わせて教育活動を実施する必要がある。
出典：16/11/2021 VNEXPRESS
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