ベトナムとオーストラリアの両国政府は、今後、農業に従事するベトナム人労働者を月給5300万~6600万VND(約27万~33万円)で毎年約1000人受け入れることで合意した。
3月28日にハノイで、ベトナムの労働・傷病兵・社会省とオーストラリアの外務貿易省との間で締結された覚書で、ベトナム人労働者がオーストラリアで農業に従事するための条件が規定された。
オーストラリア側は、今年から年間約1000人の労働者を受け入れ、生活費を除いて毎月3200~4000AUD(5280万~6600万VND相当)の給与を支払う。これは、他の労働者受け入れ市場の収入と比べて高く評価されている。
労働・傷病兵・社会省のダオ・ゴック・ズン大臣は、オーストラリアは、農業が発展しており、法制度が明確で、スキルと言語能力に対して厳格な基準を設定したうえで、外国人労働者を高い収入で受け入れていると評価した。ベトナム人労働者は、労働条件が保障された中で高い収入を受け取り、オーストラリアの農業技術や知識を学ぶチャンスもある。
オーストラリア政府は、農業分野の人材を確保するため、2021年9月から農業分野の労働者ビザ発給プログラムを開始した。ベトナム、タイ、インドネシア、フィリピンはこの制度の優先対象国となっている。
これより前の2017年からベトナムとオーストラリアでは、ワーキングホリデープログラムに従って1000人のベトナム人労働者をオーストラリアに受け入れていた。
出典:28/03/2022 VNEXPRESS
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