商工省の推計によると、2022年の5か月間の農林水産品の輸出総額が130.8億USDに達し、前年同期比で20.3%増加した。
商工省はこの結果について、農林水産品の輸出は、2022年5月までの輸出全体の8.55%を占めるという顕著な成果を残したと評価した。
輸出された農林水産品の中で、特に目立つのが水産品、米、キャッサバとその加工品であった。具体的には水産品の場合、5月の輸出額は前年同期比39.5%増となる11億USDとなり、目覚ましい成長を遂げている。2022年の5か月間の水産品の輸出額は前年同期比45%増の47.5億USDとなっている。
輸出額が急増した主な理由は、世界的にベトナムの水産品への需要が高まっていることにある。ベトナム水産加工輸出協会(VASEP)によると、中でもエビとナマズの輸出が好調で、数十億USDをこの2つの商品で稼ぎ出している。具体的にはエビの輸出額が38%増の18億USD、ナマズの柚須津賀90%増の12億USD程度になると推計されている。
一方、5月の米の輸出額は、4月から39.9%増えて3億8600万USDとなった。これは昨年同期と比べて14%の増加であった。キャッサバとその加工品の輸出額は6億3600万USDに達し、前年同期から38.7%も増加した。
農業・農村開発省の統計によると2022年5月までの農林水産品の貿易黒字額は51億USD近くに達し、2021年と比べて約3倍となった。
商工局によると2022年の最初の5か月間のベトナムの輸出総額は1529.6億USDに達し、前年同期比で16.4%の増加となっている。2022年5月までの輸出品目の中で最も急激に伸びたのは鉱物・燃料で、前年同期比で69.4%もの増加となった。このうち原油、石炭、その他の鉱石は、価格上昇の影響もあり輸出量と輸出額の両方ともが大きく増加している。
出典:01/06/2022 VNEXPRESS
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