トゥードゥック市の車両基地に保管されていたホーチミン市メトロ1号線(ベンタイン-スオイティエン)の車両が落書きされていたことが分かった。
6月11日に、少なくとも2両の車両が落書きされているのが工事関係者によって発見された。車両の胴体部分全体に様々な色や形の落書き(グラフィティ)が描かれていた。都市鉄道1号線の車両が2020年10月にホーチミン市に運ばれてきてから、車両に落書きがされたのは今回が初めてのことだ。
ホーチミン市では、長年にわたって市内の公共の場所や建築物に落書きが描かれる状況が続いている。これはグラフィティと呼ばれる世界中で若者に人気のストリートアートの影響を受けたものだ。
ホーチミン市都市鉄道管理委員会(MAUR)の担当者は、現在ロンビエン地区の車両基地には、警備員が常駐していると説明する。建設工事の現場での財産の管理と保護は建設請負業者の責任で行っている。MAURでは、現在関係機関と協力して事件の調査を実施している。
1か月前に1号線で使用される17両全ての車両がホーチミン市に揃い、試験運転の準備のためにロンビエン車両基地に保管されていた。この車両基地は広さが20ヘクタール以上あり、車両の管理、修理、メンテナンス機能を有している。基地内には、運行・メンテナンス施設、倉庫、車両清掃ステーション、事務所棟など様々な建物が建設されている。
ホーチミン市メトロ1号線は、ホーチミン市で最初の都市鉄道プロジェクトであり、総投資額は43兆7000億VNDを超えている。路線の全長は20㎞以上あり、3つの地下駅と11の高架駅がある。このプロジェクトは現在90%が完成し、来年末までに運航を開始する予定だ。
出典:12/06/2022 VNEXPRESS
上記を参考に記事を翻訳・編集・制作