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ベトナムニュース【経済】7月1日から最低賃金引き上げ

(C) VNEXPRESS

2年間据え置かれていた最低賃金が7月1日から改定され、6%増加する。地域別でみると18万VND~26万VNDの引き上げとなる。

労働契約に基づいて働く労働者の最低賃金を規定する議定が、6月12日の朝、政府によって発行された。最低賃金は例年、年初から適用されており、今回のように年度の半ばで改定されるのは2009年の地域ごとの最低賃金が適用されるようになって以降、初めてのことだ。

これによって、最低賃金は6%上昇し、現行の最低賃金から18万VND~26万VND上昇することになる。それぞれの最低賃金額は地域Ⅰが468万VND、地域Ⅱが416万VND、地域Ⅲが364万VND、地域Ⅳが325万VNDとなっている。この金額に基づき、各地域の最低時給は地域Ⅰが2万2500VND、地域Ⅱが2万VND、地域Ⅲが1万7500VND、地域Ⅳが1万5600VNDとなる。

この最低賃金に関する議定は、月給制と時給制の労働者に適用される。週給制、日給制、歩合制など他の方式で働いている労働者については、企業が最低賃金を下回ることが無いように月給制か時給制に換算して支払う必要がある。企業は、給与の支払い方法を変更する必要はなく、政府の最低賃金の規定を遵守していることが明確になるように月給または、時給での換算をおこなうだけでよい。

企業は、労働契約、労働協約、就業規則の内容を見直し、新しい議定の内容に応じて補足、修正する責任を負う。ただし、現行の規定にある残業、夜間勤務、現物支給制度などについての規定を、削除・削減してはならない。

議定38号によると月給または時給の最低賃金は、労働者へ支払われる給与の交渉における最低限の土台である。企業はこの最低賃金以下の給与を設定することはできない。日給、週給、歩合制で働く労働者の場合、賃金が月給または時給換算で最低賃金を上回らなければならない。

この議定は、ファン・ミン・チン首相がバクザン省の4500人以上の労働者との対話をおこなったのと同じ日に発行された。チン首相は、労働者との対話集会でこの発表をおこない、数千人の労働者から拍手を受けた。

出典:12/06/2022 VNEXPRESS
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