ホーチミン市は、保健省に対してサル痘のスクリーニング検査のために入国者全員に医療申告を実施するよう要請した。
これは、サル痘の感染が疑われるケースを入国ゲートで早期に発見し、コミュニティに拡大させずに追跡、調査、処理することを目的として、7月27日にホーチミン市人民委員会が保健省に送付した公文書に記載された内容だ。
入国時に感染が疑われる症状を申告したり、感染要因が認められる場合、検疫官は、対象者を別室に移して、診察と検査サンプル採取をおこなう。
予定されている医療申告フォームには、個人情報と健康関する質問が記載される。具体的には、21日以内にサル痘の感染が疑われる人と接触したことがあるか?発熱症状があるか?リンパ節の腫れや発疹などの症状があるか?などの質問が記載される見込みだ。
4日前にWHOは、サル痘が各国で確認されていることを受けて、世界的な緊急事態を宣言した。これまでのところベトナムではサル痘の感染者は確認されておらず、WHOの規定によって21日以内に感染者が確認されていないというグループ1に分類されている。
医療申告は、保健省が推奨している5つの感染拡大防止対策の1つであり、COVID-19の感染拡大防止対策として過去2年間に多くの国で実施されてきた方法でもある。ベトナムの保健省は、世界各国及びベトナム国内でのCOVID-19感染者と死亡者の減少を受けて、4月27日に全ての入国ゲートにおける医療申告を停止していた。
出典:27/07/2022 VNEXPRESS
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