ホーチミン市はメトロ1号線(ベンタイン駅-スオイティエン駅)の利用者の便宜を図るため、高架駅に接続するための歩道橋と駅周辺にバイクの駐輪場を建設する。
これは、12月22日の午後に開かれたホーチミン市の社会経済問題に関する記者会見で、ホーチミン市都市鉄道管理委員会(MAUR)のグエン・クオック・ヒエン副委員長が明らかにした情報だ。
ヒエン副委員長によれば、メトロ1号線は、2023年末に商業運転を開始する予定だ。メトロ1号線を効率的に運営するため、ホーチミン市は9か所の高架駅との接続のためにハノイハイウェイを横断する歩道橋を9か所建設するプロジェクトを進めている。9か所の歩道橋の建設はメトロ1号線の開業に合わせて進められている。
また、新ミエンドンバスターミナル駅とロンビン車両基地を除く9か所の高架駅には、500台のバイクが駐輪できる1500㎡の駐輪場が設置される予定だ。市内の3つの地下駅については、駐輪場は設置されず歩行者とバス利用者のアクセスが優先される。その代わりに周辺のビルに駐輪場が設置される予定だ。
これに伴いホーチミン市交通運輸局はメトロ1号線に接続する市営バスの運行を強化する計画を立てている。各駅の近くにバスの停留所が設置され、バスのルートも利用者の利便性を最大限向上するように調整される。
MAURによればメトロ1号線は21日に高架区間の一部で試験走行を実施しており、残りの区間については2023年の第1または第2四半期に試験走行を実施する予定だ。2023年第3四半期には、全区間での試験走行が実施される。その後、実際の走行状況と同様に満員の状態でも試験走行を実施する予定だ。メトロ1号線の車両は国家承認評議会の承認を受けた後に使用が可能となる。
ホーチミン市メトロ1号線はベンタイン駅(1区)からロンビン車両基地まで全長が約20㎞あり、途中に3つの地下駅と11の高架駅が設置されている。これはホーチミン市で初のメトロであり、日本のODAを含めて総投資額は43.7兆VNDとなっている。現在プロジェクトの93%が完成し、来年末に運行開始が予定されている。
出典:22/12/2022 VNEXPRESS
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