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【交通】ホーチミン市、電動バス58台を新規導入

ホーチミン市の路線バスに新たに投入されるビンバスの電気バス
(C)THANH NIEN

ホーチミン市で電動バス58台が新たに運行開始

ビンバス(VinBus)は、電動バス「VinFast EB 8」58台を新たに導入し、2025年12月27日からホーチミン市内の路線バス2路線で運行を開始すると発表した。対象となるのは、33番路線(アンスオン・バスターミナル―スオイティエン―ホーチミン市国家大学)と、150番路線(チョロン・バスターミナル―新ミエンドン・バスターミナル)である。

通学・医療アクセスを支える2路線

33番路線は主に中高生や大学生の通学需要を担い、150番路線は医療機関や市内の主要エリアへの移動需要に対応する路線である。今回の電動バス導入により、日常利用者の利便性向上が期待されている。

静粛性と快適性を重視した新世代車両

導入された車両は都市部での運行に適した新世代の電動バスで、走行音が静かで排気ガスを出さない点が特徴である。低床構造により乗降しやすく、車いす利用者向けのスロープも備えるなど、バリアフリー設計が採用されている。車内には防犯カメラ、行き先表示モニター、Wi-Fi、USB充電ポートが設置され、快適な乗車環境が整えられている。

サービスと充電インフラを一体整備

ビンバスは車両導入と同時に、運転士・車掌の体系的な研修や、標準化された運行プロセスによるサービス品質の統一にも取り組んでいる。
また、安定運行を確保するため、出力120キロワットの充電スタンド25基を整備し、路線運行の実態に即した充電体制を構築した。

市当局「公共交通のグリーン化に向けた重要な節目」

発表式典でホーチミン市建設局のブイ・ホア・アン副局長は、ホーチミン市が公共交通のグリーン化を重要政策として進めており、電動バスへの転換は環境改善と市民の生活の質向上につながると述べた。
今回の取り組みは、公共交通を「環境配慮・安全・文明的」なものへと転換する重要な節目であるとの認識を示した。

ビンバス「グリーン交通への転換を前倒しで実現」

ビンバスのグエン・コン・ニャット社長は、同社が2020年に市の公共交通網に参画して以来、「環境配慮・安全・文明」を使命としてきたと説明した。
今回の58台導入は当初計画より前倒しで実施されたもので、政府および市の公共交通グリーン化方針に積極的に応える姿勢を示すものだと強調した。

本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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