「国民健康の日」を契機に大規模計画
ホーチミン市人民委員会は4月5日、「国民健康の日(4月7日)」に向けた市レベルの式典を開催し、「主体的な疾病予防―健康なベトナムのために」をテーマに掲げた。
ホーチミン市ではこれを契機に、住民の健康管理体制を大きく転換する方針である。
治療中心から予防中心へ転換
式典でホーチミン市人民委員会のグエン・マン・クオン副主席は、現在の国家方針として 「治療中心から予防中心へ」大きく転換することを強調した。
同市は
- 国民中心
- 予防医療を基盤
- 基礎医療を中核
- 地域社会を実践の場
とする医療モデルを構築し、持続可能な健康社会を目指すとしている。
また、都市の持続的発展には「健康な市民」「安全な環境」「対応力ある医療体制」
が不可欠であると指摘した。
基礎医療と予防対策を強化
ホーチミン市はこれまで、
- 基礎医療ネットワークの強化
- 初期医療サービスの拡充
- 健康教育・広報の推進
- 感染症対策の強化
を進めてきた。
さらに、
- 非感染性疾患
- 学校保健
- メンタルヘルス
- 高齢者医療
などを対象とした早期発見・スクリーニングを重点的に推進している。
1500万人対象の健康スクリーニング計画
ホーチミン市保健局は、約1500万人の市民を対象とした健康診断・スクリーニング計画を策定中である。
この計画は「三本柱モデル」で構成される。
① 医療機関の自由選択
行政区に縛られず、住民が自由に医療機関を選択可能とする。
公立・民間を問わず条件を満たす医療機関が参加し、データは統合管理される。
② 基礎医療による継続管理
地域の医療機関を基盤に、高齢者や弱者を中心に継続的な健康管理を実施。
単発の診断ではなく、長期的なフォローを重視する。
③ 健康データの統合・電子化
学校、企業、病院など複数のデータを統合し、電子カルテとして管理。
重複検査の回避や効率的な運用を図る。
医療体制は「多層・多極化」へ
ホーチミン市保健当局は今後、
- 基礎医療を土台
- 専門医療を成長エンジン
- デジタル化を中核
とする「多層・多極・多中心モデル」へ移行する方針である。
重点施策を3本柱で推進
今後の重点施策として、以下の3点が掲げられた。
- 地域密着型の「継続的健康管理チーム」の試験導入
- 医療機関総動員による地域スクリーニングの強化
- 年内の全市民健康診断に向けた準備加速
市民の期待「誰もが診断を望む」
当日は約1000人の市民が健康体操イベントに参加した。
高齢者からは無料検診や健康相談への評価が高く、早期発見・早期治療への期待が示された。
学生からも「健康意識の向上につながる」との声が上がり、地域医療へのアクセス改善にも期待が寄せられている。
地域での試行と無料検診も開始
同市は、継続的健康管理チームを3地域で試験導入するとともに、
- 61の医療ステーション
で無料の相談・検査・スクリーニングを実施している。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
ベトナム進出支援LAI VIEN



















