設立25年で売上約60億USDに到達
ホーチミン市のIT拠点であるクアンチュン・ソフトウェア・シティ(QTSC)は、設立から25年で累計売上約138兆VND(約60億USD)に達した。
同パークは3月16日、設立25周年記念式典を開催し、政府・市幹部らが出席した。
120社超が集積、30カ国以上に展開
QTSCはホーチミン市初のソフトウェアパークとして設立され、現在までに27の投資プロジェクトを誘致し、120社以上のデジタル企業コミュニティを形成している。
入居企業はこれまでに650以上の製品・サービス・ソリューションを提供し、国内市場に加え、30以上の国・地域に展開している。
また、ホーチミン市および各地方のデジタルトランスフォーメーション(DX)にも深く関与している。
投資効率は24倍、輸出も拡大
QTSCの累計売上約138兆VNDのうち、輸出額は約43.5億USDに達した。
さらに注目されるのは投資効率である。
- 初期国家投資:約2,000億VND
- 誘発した民間投資:約6.6兆VND
となり、国家資本1に対し数十倍規模の民間投資を呼び込んだ計算となる。
イノベーション拠点としてエコシステム形成
QTSCは単なるIT企業集積地にとどまらず、5つのイノベーションセンターを中心に、
- 企業
- 大学
- 研究機関
を結ぶ連携ネットワークを構築し、イノベーション・エコシステムの形成を進めている。
2030年に向けデジタルインフラ中核へ
QTSCは2025〜2030年にかけて、ホーチミン市のデジタルインフラ運用の中核拠点となることを目標としている。
今後は、
- 先端技術センターの構築・運営
- 研究開発(R&D)と連動した科学都市モデルの推進
- ハイテク製品の生産
などを進める方針である。
また、市内でのITパーク拡張を通じて、データ基盤とデジタルプラットフォームの整備も加速させる。
「アウトソーシングから自立的創造へ」
式典では、科学技術省の副大臣が、QTSCに対し「アウトソーシング中心から自立的な技術創造へ転換する必要がある」と指摘した。
ソフトウェア受託開発でもユニコーン企業は生まれ得るが、それだけではベトナムが技術大国になることは難しいとの認識を示した。
「ホーチミン発」の技術企業育成へ
ホーチミン市人民委員会は、QTSCについて今後、
単なる開発拠点ではなく、「Made by Ho Chi Minh City」の技術製品を生み出す拠点へと進化させる方針を示した。
また中央政府は、同市を政策実験の先行地域と位置付け、通信・交通・住宅などインフラ整備を進め、企業や高度人材の誘致を図るとしている。
将来は「10億USD企業」の創出拠点に
市当局は、QTSCが将来的に10億USD規模のテクノロジー企業(ユニコーン)を生み出す拠点となることに期待を示した。
半導体などで新たな協力も
25周年に合わせ、QTSCは企業・団体・教育機関との間で複数の協力協定を締結した。
主な分野は以下の通り。
- 半導体産業の発展
- イノベーション・エコシステム構築
- デジタル人材育成
- DXソリューション展開
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
ベトナム進出支援LAI VIEN



















