ベトナムビジネスならLAI VIENにお任せください!入国許可、労働許可証、法人設立、現地調査、工業団地紹介などあらゆる業務に対応します!お気軽にご相談ください!

APEC2027へ加速するフーコックの大型開発 最大のボトルネックは土地収用

APEC2027に向けてフーコック島で建設中の多目的ホール
(C)THANH NIEN

APEC2027に向けた大型インフラ整備が急ピッチで進行

APEC 2027の開催を翌年に控え、アンザン省のフーコック島は巨大な建設プロジェクトが集中する「大工事現場」の様相を呈している。島全体は、国際都市としての地位確立に向け大規模な都市インフラ整備を進めている。

連休返上で“3交代体制”の突貫工事

2026年初頭の4連休期間であっても、APEC関連21プロジェクトの現場では数千人の労働者が休みなく作業を続けている。2025年3月の着工以来、建設機械と作業員は常にフル稼働で、「3交代4直」体制で昼夜作業が続けられてきた。

この21件の事業は、航空・海運・道路インフラに加え、環境関連プロジェクトや都市景観整備など多岐にわたり、2年以内に完了させることが求められている。

5プロジェクトが既に予定を上回る進捗

特に目立つのは、APEC 2027の主要施設群である。
国際空港拡張事業では、2025年6月に基礎杭工事が始まったばかりだが、すでに第2滑走路、VIPターミナル、T2旅客ターミナルが形を見せ始めている。

また、総投資額21兆8600億VND(約1300億円)の「APEC国際会議センター」も、わずか半年余りで外観が現れ、SNS上では「光速施工」と評されるほどである。

最大の課題は土地収用の遅

一方で、現場とは対照的に、土地収用の遅延が深刻化している。
例として、バイダットドー複合都市区画では、必要な38haのうち、実際に引き渡された「クリーンな土地」は17haにとどまる。その他の区画は評価案の掲示やデータ処理が遅れ、収用が進まない。

同様に、ヌイオンクアン生態観光都市区画でも必要面積7.6haのうち収用済みは19%のみである。

国際空港拡張事業も18か月という記録的な工期が求められているが、優先収用エリア23.2haが未完了、さらに33.8haが未通知のままとなっている。

住民との協議難航、複雑な土地権利が壁

土地権利が複雑化していることも大きな障害である。
書面によらない売買や地権者の多重化、住居の転移などにより調査が難航。
一部住民は測量への非協力姿勢を示し、集団で陳情する動きも起きている。

補償方法や評価額への不満も多く、交渉は順調とは言えない。

特区政府がSunGroupと緊急協議、収用手続きを前倒し

こうした状況を受け、フーコック特区の人民委員会はSunGroupと直接協議し、各プロジェクトの期限を具体的に指示した。
例として、バイダットドー区画の19.87haは1月14日までに収用決定を発令するよう指示し、空港拡張の優先地域52.7haは1月13日までに全ての収用通知を完了するよう求めている。

“国家的イベント”へ向け、フーコックに総力戦を指示

フーコック特区人民委員会のチャン・ミン・コア主席は、「APEC 2027は国家的かつ国際的に重要な政治イベントであり、フーコックの地位向上につながる」と強調。
すべての機関が土地収用と事業進捗に最大限取り組むよう指示した。

※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
ベトナム進出支援LAI VIEN

【ACCESS 独自取材】
ベトナムビジネスの深掘り特集

現場の一次情報から、市場の核心に迫る。
週刊ACCESSが厳選した独自コンテンツ。

最新の特集記事一覧を見る >