総額81億USDで機材近代化を加速
ベトナムの国営航空会社ベトナム航空は、米ワシントンD.C.でボーイング社製のナローボディ機「ボーイング737-8」50機を最大81億USDで購入する契約を締結した。調印式はベトナム共産党トー・ラム書記長の訪米に合わせて行われた。
同社はあわせて、将来的にワイドボディ機30機(公表価格ベースで約120億USD超)の追加投資についてもボーイング側と協議している。
2030年までに151機体制へ
ボーイング737-8型機は2030年から2032年にかけて順次受領予定である。これにより同社の保有機材は2030年までに151機規模へ拡大する見通しだ。
ナローボディ機の拡充を優先することで、国内線およびアジア域内路線での運航頻度向上、柔軟性強化、運航コスト最適化を図る戦略である。
同社は今後5年間で年平均二桁成長を目標とし、旅客輸送量1億6,800万人、貨物取扱量225万トン超を見込んでいる。
737-8型機の性能と環境性
737-8型機は最大約200席、航続距離約6,570km。最新世代エンジンと改良型ウイングレットにより、従来機比で最大20%の燃費改善を実現する。
年間約3,600トンのCO2排出削減効果が見込まれ、持続可能性への対応も強化される。客室は「ボーイング・スカイ・インテリア」仕様で、LED照明や大型手荷物棚、無線エンターテインメントシステムを備える。
5つ星航空会社を目標に
ベトナム航空は現在、エアバスとボーイング双方のワイドボディ機およびナローボディ機を運航している。今回の導入により機材更新を加速し、国際基準での安全性・効率性向上を目指す。
同社は2030年までに「5つ星国際航空会社」へ昇格する目標を掲げている。
資金調達体制も強化
資金面では、国内銀行に加え、Export-Import Bank of the United StatesやCitibankなどアメリカの主要金融機関と連携し、機材投資のための資金調達を進めている。財務構造の最適化とリスク管理体制の整備を同時に図る。
アジア太平洋需要を取り込む
アジア太平洋地域の航空需要は世界で最も成長が見込まれる市場である。今回の737-8導入は、輸送能力拡大とサービス品質向上を両立させる布石となる。
同社は2025年に過去最多となる14路線を新規開設しており、ベトナムと世界を結ぶ中核キャリアとしての存在感を高めている。
機材更新とネットワーク拡大を両輪に、ベトナム航空は新たな成長局面へ入った。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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