ベトナムのビジネス信頼感が7年ぶり高水準 欧州企業調査で「構造的転換期」と評価
ベトナムの欧州ビジネス協会(EuroCham)は1月13日、2025年第4四半期の「ビジネス信頼感指数(BCI)」が 80ポイント に達し、過去7年間で最も高い水準を記録したと発表した。世界経済の不透明感が続く中、ベトナムへの事業信頼が明確に回復している。
BCIは13.5ポイント上昇 パンデミック後の不安定期に区切り
2025年第4四半期のBCIは前期から13.5ポイント上昇し、7年間続いた外部ショックの影響期に一区切りをつけた。
企業心理を揺らがせてきた要因には、新型コロナウイルス、国際貿易摩擦などがあるが、ベトナムの安定したマクロ経済基盤により、企業の信頼感は持続的に改善している。
この伸びは、2011年の指数導入以降でも屈指の四半期上昇幅であり、足元の経営環境だけでなく将来見通しも広く改善していることを示す。
現在のビジネス環境評価「65%が肯定的」 実績は予想を上回る
四半期調査では、65%の企業が現在の環境を「良好」と評価。
2026年第一四半期を見据えた場合、この割合は 69% に高まっており、楽観的な見方が年明けにかけて強まっている。
興味深いことに、2025年第3四半期時点では、第4四半期の環境を「良好」と予測した企業は 56% にとどまっていた。実績の65%は予測を大きく上回り、回復の速さを示している。
EuroCham「80ポイントは期待ではなく実態に基づく信頼」
EuroChamのブルーノ・ジャスパート会長は次のように述べた。「80という数値は“期待感”ではなく“実態に裏付けられた信頼”である。工場稼働の安定、注文の回復、投資決定の再加速がその証拠だ。ベトナムはASEAN上位3カ国を目指す構造的転換期に入っている」
中期的な展望も強気 88%が「2026〜2030年に楽観的」
短期だけでなく、中期的展望もきわめて明るい。
- 88%の企業が2026〜2030年のベトナム経済に楽観的
- うち 31%は「非常に楽観的」
ジャスパート会長は、「この88%は幸運の数字に見えるかもしれないが、企業の実感に基づく現実的な評価だ」と述べ、ベトナムが5〜7年で「黄金期」に入る可能性を指摘した。
60%が前年より業績改善 82%は2026年も成長を予測
2025年の企業業績は以下の通り。
- 60%の企業が2024年より業績が改善
- 82%が2026年にさらなる改善を予測
企業は現在の成長が一時的ではなく、持続するとの見方を強めている。
投資先としての魅力も向上 87%が「他社にもベトナムを推奨」
さらに、87%の企業がベトナムを他の外国企業に推奨すると回答。
特に大企業ほど、ベトナムの成長性と安定性を高く評価している。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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