ベトナムで鼻や顎の整形、まぶたの手術などによって顔の外見が大きく変わった場合、身分証明書やパスポートの写真と実際の顔が一致せず、空港の出入国審査で本人確認に支障が生じる可能性がある。フートー省公安は、美容整形後の手続きとして、顔写真を更新した身分証明書への切り替えと、新しいパスポートの申請を呼びかけている。
顔の変化で出入国審査に支障が生じる可能性
フート省公安によると、美容整形は正当な美容上のニーズであり、近年広く行われている。一方、鼻の整形、顎へのインプラント、二重まぶたの手術、輪郭形成などによって顔の特徴が変わると、実際の外見と身分証明書に記載された顔写真との間に大きな差が生じることがある。
こうした差は、空港での本人確認に影響する可能性がある。生体認証システムや審査担当者が本人であることを確認できなければ、出入国手続きに時間がかかったり、審査に支障が生じたりする恐れがある。
海外留学や就労、旅行などを予定している人は、美容整形後の身分証明書の更新について確認しておく必要がある。
まず身分証明書の顔写真を更新
フートー省公安は、顔の外見が変わった場合、まず身分証明書の更新手続きを行うよう案内している。
ベトナムの身分証法に基づき、顔の外見に変更が生じた場合は、現在の顔に合わせて身分証明書の顔写真を更新する必要があるとしている。手続きは、居住地の村級公安機関に直接出向き、身分証明書の再発行を申請する。
新しい身分証明書を取得した後、パスポートの申請に進む。
新しいパスポートはオンライン申請が可能
パスポートは、顔写真や指紋などの生体情報と、国家人口データベースに登録された情報に基づいて発行される。
身分証明書の更新後は、公安省の公共サービス・ポータル、または電子身分証アプリ「VNeID」を通じて、オンラインでパスポートを申請できる。
申請手順は次の通りである。
- ログインする:公安省の公共サービス・ポータル、またはVNeIDにアクセスし、電子身分証のレベル2アカウントでログインする。
- オンライン申請書を記入する:個人情報などの必要事項を入力する。
- 新しい顔写真をアップロードする:現在の顔が明瞭に写った写真を用意する。背景は白、眼鏡は着用せず、正面を向いた写真で、サイズは4×6センチとする。
- 手数料を支払う:案内に従ってオンラインで申請手数料を支払う。
新しいパスポートは、申請時に登録した住所へ郵送で届けられる。
海外渡航を予定する人は早めの確認を
美容整形後に海外渡航を予定している場合、パスポートの写真と現在の顔が大きく異なっていないかを確認し、必要に応じて身分証明書とパスポートの更新手続きを進めることが重要である。
本人確認に関するトラブルを避けるためにも、渡航直前になってから対応するのではなく、余裕を持って手続きや必要書類を確認しておきたい。



























