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26歳女性が34トントラックでベトナム縦断 月25日は車中泊の若き女性ドライバー

長距離大型トラックドライバーとしてベトナム中を走るグエン・ティ・トゥイ・ズエンさん(26)
(C)THANH NIEN

26歳女性、34トントラックでベトナムを縦断

ベトナム中部ザライ省出身のグエン・ティ・トゥイ・ズエンさん(26)は、総重量34トンの大型トラックを運転し、ベトナム各地を走る長距離ドライバーである。

重量級トラックが行き交う長距離道路で、ハンドルを握っているのが26歳の女性だと知ると、多くの人が驚くという。

化粧もせず華やかな服装とも無縁のズエンさんは、トラックのキャビンを「移動する家」とし、山道や風雨の中を走る日々を選んだ。

その人生は単なる生計のための仕事ではなく、既存の道とは異なる選択をする若い世代の姿を象徴している。

兄の仕事を手伝ったことがきっかけ

ズエンさんがトラック運転に興味を持ったのは、兄の荷物運搬の仕事を手伝ったことがきっかけだった。

西部高原地帯の山々を縫うように続く坂道やカーブを、トラックが進んでいく感覚に強く惹かれたという。

「そのときは深く考えていなかった。ただ楽しかった。高い位置から遠くの道を見渡すのが好きだったし、どこまでも遠くへ行ける感覚が好きだった」と彼女は振り返る。

当初は荷物の積み込みを手伝い、助手席に座る程度だった。しかし何度かハンドルを握るうちに、長距離トラック運転手として生きていきたいと考えるようになった。

その決意を実行するまでには時間も努力も必要だった。

初めてハンドルを握った4年前の旅

4年前、母親とともにコントゥム省マンデンへ向かった旅は、家族にとって忘れられない出来事となった。

当時すでに小型トラックの運転免許を持っていたズエンさんは、その旅で初めて自ら運転することを申し出た。

荷物を積み込む娘を見た母親は驚き、「本当に運転するつもりなの?」と尋ねたという。

「ええ」と短く答える娘に、母親は半ばあきれた様子で「ずいぶん大胆ね」と言った。

それでもズエンさんは笑いながら「お母さん、乗って。ドライブに連れていくよ」と誘った。

出発前、母親は不安を隠せず「本当に大丈夫なの?」と何度も確認したという。

ズエンさんは「寝ていて大丈夫。必ず無事に帰るから」と安心させた。

この旅が無事に終わったことで、彼女は大型トラックの免許取得を決意し、本格的に長距離ドライバーの道へ進んだ。

月25日はトラックの中で生活

現在、ズエンさんの相棒は総重量34トンの大型トラックである。

紫色のボディーには龍のイラストや武侠漫画の女性キャラクターが描かれており、力強い個性を表している。

荷台のシートを固定し、フックを確認する作業も手慣れたもので、ベテランドライバーと変わらない。

「月のほとんどをトラックの上で過ごしています。雨季以外はほぼ走り続けています」と彼女は語る。

ザライ省からホーチミン市への短距離輸送は基本的に一人で運転する。北部への長距離輸送では家族が交代で同行することもある。

運ぶ荷物はコーヒー、カシューナッツ、米、キャッサバ、野菜、包装資材、薪などさまざまである。

「依頼があればどこでも行っちゃいます」と彼女は笑う。

最も多いのはザライ省からホーチミン市やメコンデルタ地域への輸送だという。

「月のうち約25日はトラックで寝ています。北部までの運行だと10日間ずっとキャビン生活です」

キャビンでの生活と安全対策

トラックのキャビンにはベッド、エアコン、冷蔵庫が備えられている。

入浴が必要な場合は大型ガソリンスタンドでシャワーを借りるか、1〜2時間だけ休憩室を借りて再び出発する。

食事は道路沿いの食堂や、車内でインスタント麺を作ることが多いという。

安全面にも細心の注意を払っている。

夜間は人通りの多い場所で休み、防犯装置や車載カメラを設置。交通安全規則を守り、車両整備の知識も身につけている。

農園への搬入時には石を踏んだり木の根に接触したりしてタイヤが破損することも珍しくない。

「近くに修理店があれば修理しますが、遠ければ自分でスペアタイヤを交換します」

そう語る姿は落ち着いている。

若い女性ドライバーが生む共感

長距離移動の道路で出会うトラック運転手たちとの友情も、彼女にとって大きな支えとなっている。

長距離ドライバーたちには困ったときには互いに助け合う関係があり、厳しい環境の中でも人の温かさを感じるという。

ズエンさんにとって運転は単なる仕事ではない。

それはベトナム各地を巡り、地域ごとの美しさを発見する旅でもある。

「いろいろな場所を走るほど、ベトナムは本当に美しい国だと感じます」

そう語る彼女の姿は、多くの人に勇気を与えている。

「情熱に性別は関係ない」

大型トラックの運転は体力的にもきつく、危険も多い仕事であり、女性が選ぶことは少ない。

それでもズエンさんは、自らの挑戦によって「情熱に性別は関係ない」ことを証明したいと考えている。

彼女の旅は今も続いている。

大型トラックの車輪が回るたびに、若い女性が自らの道を切り開く物語もまた、静かに広がり続けている。

※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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