IT技術や電子工学などの分野で短期大学以上の卒業資格を持つベトナム人は、ドイツで働けば毎月3500ユーロ(約9000万VND)の収入を受け取ることが出来る。
11月10日に2022年~2023年度のドイツで働くベトナム人高度人材募集プログラムがベトナム労働・傷病兵・社会省傘下の外国労働センターとドイツ労働庁及び、ドイツ商工会議所によってオンラインで締結された。
応募条件は短期大学卒業以上の学歴があり、IT、電子工学、食品加工、レストラン・ホテル管理の分野で最低2年以上の就業経験があることとされている。それぞれの分野の募集人数はまだ明らかにされてない。毎月の給与3500ユーロに加え、ベトナム人労働者はドイツ人と同じ条件の福利厚生を享受し、長期間ドイツで働くことが認められる。
このプログラムはドイツの経済省の資金による非営利プログラムのため、労働者は手数料を支払う必要はない。ドイツ側は更に、ベトナムにおいてB1レベルまでドイツ語を学ぶ費用を負担し、ビザ申請費用とドイツで卒業証明書を公証する費用についてもサポートする。
ドイツではデジタル化の促進と気候保護目標の達成に向けて高度人材の需要が非常に高まっている。また社会の高齢化も進んでおり、若く優秀な人材が必要とされている。ドイツ経済研究所のレポートによると2030年までに同国では500万人以上の労働者が不足するとされている。
2015年から現在までにベトナムは約1000人の看護師をドイツに研修と労働目的で派遣している。ベトナム政府は、ヨーロッパやオーストラリアなど好待遇の市場に毎年10万人の労働者を派遣する目標を掲げており、高度人材の海外派遣の比率を上げ、将来海外で学んだ人材が祖国で活躍することを目指している。
出典:11/11/2022 VNEXPRESS
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