ホーチミン市ビンタン区はホーチミン市人民委員会に対して、技術力の高い産業を発展させるために労働集約型の産業を他の地域に移転させることを検討するよう提案した。
この提案は、11月25日の午後に開かれた地域の社会経済状況に関するホーチミン市人民委員会との会合において、ビンタン区人民委員会のグエン・ミン・ニュット主席によっておこなわれた。
ニュット主席によると、ビンタン区がこの提案をおこなう根拠となるのは、ホーチミン市とロンアン省がロンアン省トゥトゥア県に1700ヘクタールのグリーン環境テクノロジーパークを建設するプロジェクトを計画していることだ。このうち200haは廃棄物処理場となり、500haは、ホーチミン市の労働集約型企業の移転先工業団地とされ、残りの1000haはロンアン省の経済発展に活用される。
「このプロジェクトに従い、ビンタン区内の労働集約型企業を減少させるために、ロンアン省の工業団地完成後にビンタン区の労働集約型企業を登録したいと考えています。」とニュット主席は述べた。
これに加えて、ビンタン区のフイン・カック・ディエップ書記長は、2040年から2060年に向けたビンタン区の方針は、既存の工業団地をハイテク産業集積地域に変えることだと説明した。特にビンタン区は労働集約型の工業団地を、高度医療設備、製薬、ロボット製造、新素材開発などのハイテク産業に変えたい意向だ。これが2040年から2060年に向けたビンタン区の発展の原動力となる。
この提案についてホーチミン市人民委員会のファン・バン・マイ主席は、ホーチミン市は、労働集約型の企業を郊外に移すという方針に基づき、市内の輸出加工区と工業団地の使用目的変更と効率改善を進める計画があると述べた。しかし、最近のロンアン省との合意では、ホーチミン市は200haの廃棄物処理場のみ所有しており、残りのエリアについてはロンアン省が主導して開発されるとされている。そのため、近い将来ホーチミン市はロンアン省とこの共同プロジェクトの方針について協議をおこなう予定だ。
出典:25/11/2022 VNEXPRESS
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