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ベトナムニュース【労働】旧正月明けから求人活動が活発化

(C) VNEXPRESS

ホーチミン市内では多くの工場が人員不足や受注回復への対応のため、採用活動を活発化しており、昨年の人員整理で職を失った人々にチャンスが巡ってきている。

”ようこそお金を稼ぎに”これは、ホーチミン市7区のタントゥアン輸出加工区にあるTai Viet社の従業員募集広告の冒頭の一節だ。この会社では生産ラインを拡大し、テト休暇後に退職した労働者を補填するために新たに100人を採用し、700人規模の生産体制を目指している。

この会社では、月額520万VNDの基本給に加え、幼児手当、児童手当、13ヶ月ボーナスなどが支払われる。更に、両親の年齢が65歳以上の労働者には毎月15万VNDの扶養手当が支給される。

Tai Viet社人事担当のチャン・ティ・トゥー・タムさんによると、同社の人事部には毎日約10通の応募書類が届いている。同社では応募から1週間以内に面接を手配し、合格した応募者はすぐに出勤させている。熟練労働者、勤勉で成果の高い労働者は、月収が2000万VNDを超えており、同社の平均収入は1200万から1500万VNDとなっている。

同業他社と比較してTai Viet社は、受注が安定したグループに属しており、納期を確保するために従業員は常に残業している。台湾の親会社が大口の顧客を抱えているため、受注状況は安定しており、1~2年先までの生産計画が立てられているとタムさんは説明する。

Tai Viet社からほど近い自動車用ワイヤーハーネス製造を専門とするFurukawa Automotive Pards Vietnam(FAPV)社も生産規模拡大とテト後の退職者の補填のために200人の女性労働者を採用しようとしている。この会社では、新入社員に対して800万~1000万VNDの収入を保証している。

同社の労働組合のホアン・スアン・タイ組合長は、採用条件は40歳未満で読み書きができることなので、殆ど全ての労働者に仕事の機会を提供できると話す。従業員には社員寮とシャトルバスが準備されている。田舎から上京してくる新入社員には、会社が交通費を支給する。この会社では、早急に必要な人数を採用するために、人材派遣会社も活用している。

Tai Viet社やFAPV社以外にもタントゥアン輸出加工区に入居する多くの企業がテト後の採用活動を活発化させている。人材派遣会社で採用担当を務めるグエン・タイン・カオ氏によれば、去年の第2四半期にこの地域の求人は150人程度だったが、今年に入ってから企業の求人が増加し、3000人近くの求人が集まっていると話す。

「採用需要が20倍に増加し、多くの企業が健康で労働年齢に達していれば、それだけで採用しています。」とカオ氏は話す。しかし、例年との違いもある。多くの企業では、新規の注文が短期回復しただけだとして、長期採用ではなく短期採用を優先している。労働者にとってみると短期採用は職場環境を体験し、将来的な長期雇用に向けた準備期間になる。

南部のアパレル業界でも受注状況は依然として厳しいものの、各企業は自然減少した労働力を補うために新規採用を進めている。ベトナム縫製業労働組合のグエン・ティ・トゥイ副会長は、テト後に各企業の従業員数は10~15%減少し、全体で5000~7000人の労働者が不足していると説明する。各企業は、この不足分を補うために採用活動を進めている。

2023年の縫製業界は、業界全体の労働者の平均収入を1000万VNDに引き上げようと努力している。トゥイ副会長によれば現在、各企業の労働環境は改善されてきており、生産性を向上させ残業を減らすためにIT技術が応用され、企業は採用活動がより容易になることを期待している。

テト直後に行われたホーチミン市労働・傷病兵・社会局の調査によると、縫製、履物、電子部品、プラスチックなどの分野を中心に約500社の企業で1万4300人以上の労働者が必要とされている。2023年第1四半期だけで、ホーチミン市の求人需要は7万9000~8万7000人に達するとみられている。

ホーチミン市労働局のグエン・バン・ラム副局長は、労働者を支援するためにホーチミン市は、ジョブフェアを開催する予定だと説明する。このジョブフェアによって、地方の労働者と市内の企業をマッチングし、採用へとつなげたい考えだ。

2023年2月には青年職業サービスセンターがホーチミン市での就職を希望する労働者を支援するためにカントー市、ベンチェ省、ロンアン省、フーイエン省、ビンディン省、ザーライ省、コントゥム省と協力して労働者と企業をつなぐ就職プログラムを開催する。また、2023年の第1四半期には、ホーチミン市内の企業と地方の労働者をマッチングし、労働需要問題を可決するために、様々なイベントの開催が予定されている。

ビンズン省労働・傷病兵・社会局のファン・バン・トゥエン副局長は、2023年第1四半期に省内の企業で約1万人の労働者採用需要が発生するとの見方を示す。このうち、35%は新規採用で、残りはテト休暇で帰省したまま退職した社員の補填需要となっている。新規採用の80%は単純労働だが、企業は経験やスキルを要求する可能性がある。求人の主な業種は、縫製、履物、電子部品、機械加工などとなっている。

企業を支援するためにビンズン省の職業サービスセンターは、就職情報に関する活動を強化し、オンラインとオフラインの両方で月に2回のジョブフェアを開催する予定だ。失業者に対しては、センターの職員が職業紹介を積極的に働きかける。ビンズン省ではさらに、ビンズン省で働く労働者を確保するため、豊富な労働力を有する近隣の省と協力して採用活動を支援する予定だ。

出典:01/02/2022 VNEXPRESS
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