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ベトナムニュース【交通】渋滞緩和に移動式の鉄柵を設置

(C) VNEXPRESS

ホーチミン市ビンタイン区のハンサイン交差点にある高架道路に移動式の鉄柵を設置し、ラッシュアワーの交通渋滞を緩和する。

ハンサイン交差点の鉄柵と標識は、4月12日までにホーチミン市交通運輸局傘下の道路インフラ管理センターによって設置される予定だ。これは、ハンサイン交差点の交通渋滞状況を緩和するために、ホーチミン市交通警察によって提案されていた対策法だ。

移動式の鉄柵は1区からトゥードゥック市方面に向かう高架道路の入り口に設置され、高架道路を通過する車両を誘導し、ラッシュ時の渋滞を緩和させる。高架道路を通過した全ての車両は、ディエンビエンフー通りとグエン・バン・トゥーン通りの交差点でUターンしてハンサイン交差点に戻れるようになっている。交通警察は、交通渋滞の状況に応じて主体的に交通規制を実施することになっている。

ハンサイン交差点では、バクダン通り方面へ向かうソビエトゲティン通りのコンクリート製のフェンスも移動が可能で、この地域の交通渋滞を緩和するために、時間によって通行を制限させることができる。

ハンサイン交差点は、ディエンビエンフー通りとソビエトゲティン通りという2つの主要道路が交差しており、ホーチミン市の東の玄関口と中心部を繋ぐ重要な交差点だ。以前この場所はロータリーだったが、交通量の増加を受けて、ホーチミン市はロータリーを廃止して、高架道路を建設した。しかし、この地域の交通量は日増しに増加しており、ラッシュアワーには常に渋滞が発生し、ホーチミン市で最も渋滞する6か所の1つとみなされている。

中央分離帯とは異なり移動式の鉄柵は柔軟に移動させることが可能なため、混雑時には高架道路の通行を一方通行に規制するなどして、交通渋滞を緩和させることができる。この方法は、以前に交通運輸局がタンビン区のホアンホアタム高架道路で導入し、午前中は市内中心部へ向かう車両、午後にはその反対方向へ向かう車両を調整することに成功している。

以前、交通警察は、ハンサイン交差点から1.5㎞程離れたグエン・ビン・キエムのロータリーを取り壊し、信号付きの交差点に再編成することを提案していた。しかし、ホーチミン市交通運輸局は、ロータリーを取り壊すと安全確保が難しくなるとして、ロータリーの縮小を検討している。

出典:09/04/2022 VNEXPRESS
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