ホーチミン市は、4月末の連休期間中にホーチミン市人民委員会庁舎の無料見学ツアーを初めて実施し、1500人以上の来場者が訪れた。
主催者によると4月29日と30日の2日間で51組の団体を含め1500人以上の人がホーチミン市人民委員会庁舎を訪問した。ホーチミン市がこの国家の芸術的建造物を初めて一般開放したことは、多くの市民と旅行者から歓迎された。
ホーチミン市人民委員会のファン・バン・マイ主席は、4月30日の午前中に人民委員会庁舎に立ち寄り、観光客との交流や記念撮影をおこなった。観光客との交流を終えたマイ主席は、主催者に対して、今後も同様のイベントを開催し、訪問者に素晴らしい体験を提供してほしいと提案した。
ホーチミン市在住の元兵士であるグエン・バン・タインさん(96歳)は、伝統に従って毎年4月30日には家族と統一会堂を訪れていると話す。今年は、ホーチミン市が人民委員会庁舎を開放すると聞いて、タインさん家族は人民委員会庁舎を訪れた。タインさんは、今後もこのイベントが毎年4月30日の記念行事になることを期待していると話してくれた。
ベトナム人だけでなく外国人もこのホーチミン市の歴史的建造物に感銘を受けた。4月30日の午後に庁舎にやってきたフィリピン人観光客の団体は、「初めてこの特別な場所を見学できる外国人になれたことは光栄かつ幸運なことだと思う」と話した。
このツアー主催者は、ツアーに参加する訪問者に事前に手紙を送付しており、その中には感謝の言葉とこの建造物に関する説明文書、記念写真を保存するためのQRコードが記載されていた。計画によれば、このプログラムは、今年中に別の特別な機会にも実施される予定だ。
ホーチミン市観光局の統計によれば、連休中のホーチミン市の娯楽施設への来場者数は95万人以上で、2022年から126.2%増加するとみられている。このうち国内からの旅行者は32万人で昨年から71%増加し、外国人旅行者は4万8000人で昨年から263%増加するとみられている。連休中の観光収入も3兆1300億VND(約180億円)に達し、昨年から94%増加する見込みだ。
2023年1月から4月までにホーチミン市は、140万人弱の外国人旅行者と1000万人以上の国内旅行者を受け入れており、観光収入は前年同期比75%増の51兆VND(約2925億円)に達している。
出典:02/05/2023 VNEXPRESS
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