COVID-19の感染拡大があったにもかかわらず、2020年1~9月のホーチミン市への海外送金額は42億USDに達した。前年同期と比べて6%の増加となっている。
ベトナム国家銀行ホーチミン支店のグエン・ホアン・ミン副支店長によると、今年のホーチミン市への送金は、不動産投資、株式投資、銀行預金といった分野ではなく、主に事業活動資金として流れ込んでいる。2020年のホーチミン市への年間送金額は、2019年の8%増に当たる55億USDになるとみられている。
ホーチミン市への海外送金額は、主にマクロ経済状況、海外労働者の状況および魅力的な投資案件の有無により変動するが、ここ数年は毎年、平均8~10%の割合で増加している。
今年の海外からの総金額は、COVID-19の世界的な感染拡大があったにもかかわらず、EUとアメリカからの送金を中心に堅調に推移している。
また最近ではベトナムのマクロ経済の安定で、対USDの為替レートが2万3200~2万3300VND程度で長期的に安定していることも、海外送金の増加の一因になっているとみられる。
世界銀行(WB)によると、2016年の海外からのベトナムへの送金は119億USDであったが、2019年には167億USDに達している。
2020年もCOVID-19などの不安定要素があるにもかかわらず、ベトナムへの海外送金は着実に増加すると予想されている。
出典:02/11/2020 VNEXPRESS
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