2020年1~9月の工業団地に対する20件の大型投資プロジェクトは、そのほほとんどが台湾、香港、中国の投資家によるものだ。
工業用不動産に関するレポートによると、世界経済に深刻な打撃を与えたCOVID-19の流行にもかかわらず、2020年の9ヶ月で、ベトナム南部と北部の工業団地は非常に活発な動きを見せた。
特に中華系の投資案件が席巻している点は注目に値する。
具体的には過去9ヶ月の大型投資案件20件のうち、40%が香港の投資家によるもので、ハイハ工業団地(クアンニン省)、バンチュン工業団地(バクザン省)、アンズーン工業団地(ハイフォン)、フックドン工業団地(タイニン省)、バウセオ工業団地(ドンナイ省)、ミーフック3工業団地(ビンズン省)、モクバイ工業団地(タイニン省)など各工業団地に対して、総額7億USD近くが投資された。
一方、中国本土の投資家による4つのプロジェクトは、ディンブー工業団地(ハイフォン市)、ホアフー工業団地(バクザン省)、ナムタンウェン工業団地(ビンズン省)、チャウドゥック工業団地(バリア・ブンタウ省)で、合計投資額は3億USDを超えている。
台湾の投資は北部の2つの工業団地、ドンバン3工業団地(ハナム省)とドンマイ工業団地(クアンニン省)に集中しており、投資総額は3億8000万USDを超えている。
外国人投資家の投資プロジェクトは、繊維や縫製、電気設備、電子部品、機械設備、プラスチック、金属加工、製紙、ゴム製品などの分野に渡っており、北部の投資先は比較的分散している一方で、南部ではビンズン省に集中している。
2020年の第4四半期から2021年の第4四半期までの今後12ヶ月で、ハイフォン市、ロンアン省、バクニン省などで新たに6ヶ所の大型工業団地が建設予定である。
中でも最大規模の工業団地はロンアン省のベトファット工業団地で、総開発面積は1800haあり、2020年第4四半期か2021年初めの開業が予定されている。
出典:16/11/2020 VNEXPRESS
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