11月30日夜、保健省は隔離対象者からCOVID-19に感染したと疑われる症例があると発表した。この患者はホーチミン市の英語教師で、保健省は緊急会議を開催して対応を協議している。
保健省は、隔離中のホーチミン市に住むベトナム航空の男性フライトアテンダント(1342番)から感染したとみられる、陽性患者(1347番)の市中感染を発表した。
グエン・タン・ロン保健相は関連部門との緊急会議を招集し、ホーチミン市保健局と連携して、感染拡大を抑制するためのあらゆる疫病予防対策の緊急実施を指示した。
ベトナム航空のフライトアテンダントの男性は、2回の検査で陰性結果が出た後、ホーチミン市タンビン区で自宅隔離を行った。この間に母親と2人の友人の合わせて3人と濃厚接触していた。
11月28日、フライトアテンダントの男性が3回目の検査を受けたところ陽性結果が出て事態が急変。すぐに濃厚接触者の3人が特定され、検査を行ったところ、男性の友人(1347番)から陽性反応が出た。
追跡調査によるとこの陽性患者は、タンビン区の英語学習センターと10区の支部で英語の授業を行っており、周辺の飲食店にも出入りしていたことが分かっている。
現段階での調査では、濃厚接触者(F1)が38名、二次接触者(F2)が154名(タンビン区62名、10区92名)特定されている。
ホーチミン市保健局長は、全ての接触者の感染の有無を確認するために、緊急追跡、隔離、検査を実施するとしている。
保健省は陽性患者が立ち寄った場所(教育機関、カフェ、バーなど)に行った人々に緊急通知を行い、直ちに近くの医療機関に連絡するよう要請した。
また、陽性患者の立ち寄った場所は全て一時的に封鎖し、全ての従業員に対して検査と自宅隔離を要請した。
保健省は、ホーチミン市のすべての医療施設に対して警戒レベルを上げ、すべての疑わしい症例のスクリーニング措置を強化し、医療施設でのCOVID-19の感染防止対策を厳格に実施するよう要請した。
さらにCOVID-19予防国家指導委員会はベトナム航空に対して、登録された隔離施設の運営を検疫規則に従った厳密な管理で要請し、ホーチミン市とハノイの人民委員会は、隔離プロセスを厳格に監視する必要があるとしている。
保健省は県から市町村区レベルまでの全ての自治体に対して、自宅隔離に関する監督と監視を厳密に実施するよう提案した。
出典: 30/11/2020 – BAO TUOI TRE
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