ベトナム国内の畜産飼料の製造シェアの内、65%を外資系企業が占めており、ベトナム企業は、35%に過ぎない。
ベトナムレポートが発表した2020年の大手畜産飼料企業ランキングでは、トップ10の多くが外資系企業で占められている。
現在ベトナムには265社の畜産飼料製造企業が存在しており、その内、85社が外資系企業で、残りの180社がベトナム企業となっている。しかしベトナム企業の多くは中小企業であり、外資系企業との競争に苦戦している。
そのため、国内の販売シェアは、数の少ない外資系企業が65%を占める結果になっている。しかも今後ベトナムの畜産業界の成長に併せて、外資系企業が規模、事業所、生産量を拡大した場合、ベトナム企業のシェアはさらに下がる可能性も十分に考えられる。
ベトナムの畜産分野は、毎年5~6%の割合で成長しており、家畜飼料の製造分野も今後の発展が見込まれている。一方で、これまでに国内では家畜に対する様々な伝染病や疫病が発生したことで、多くの中小企業が工場の閉鎖や縮小を余儀なくされてきた。
ベトナムの専門家は、今後ベトナムの畜産飼料製造企業が生き残るためには、疫病の発生などのリスク回避を念頭に事業の再構築を図る必要があると指摘する。
また、販売網の構築と拡大を継続し、国際基準を満たす自動化された機械と飼料製造設備への投資も必要であるとしている。
出典: 04/12/2020 -BAO TUOI TRE
上記を参考に記事を翻訳・編集・制作