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【経済】テト休暇中の観光旅行が大幅減

(C)SAI GON GIAI PHONG

今年の旧正月(テト)は、ダナン市からカマウ省までの多くの観光スポットで観光収入が大幅に減少し、一部の地域では観光客数が前年比で70%以上の減少となった。

2月16日にダナン観光局が発表した統計によると、旧暦の正月期間(2月10日から16日)にダナン市を訪問した観光客数は、3万800人で昨年同期に比べて60%の減少となった。観光局では今年の旅行客の特徴を旅行会社を利用しない少人数旅行だとしている。

ハティン省ドンロック特別国家歴史遺跡管理委員会によると、今年の元旦から現在までにこの遺跡に参拝に訪れた旅行者の数は6000~7000人程度で、前年と比べて40%の減少となった。

ダラット市では、COVID-19の影響により、旧正月の観光客数は前年に比べて大幅に減少した。例年であれば、旧正月の2日目以降にはダラット市内に観光客が押し寄せ、市内には大渋滞が発生する。しかし今年は観光客数が激減し観光バスの本数も大幅に減少したため、全く渋滞は起きなかった。正月3日目以降もダラット市内の観光スポットに人影はまばらで、多くのホテルで稼働率が30%にも満たない状態となった。

ブンタウでも状況は似ており、ブンタウ市観光サポートセンターによると、テト期間中の7日間にブンタウ市を訪れた観光客はおよそ10万2000人で、これは昨年の旧正月に比べて約72%の減少であった。調査によると、今年の旧正月の観光客数の減少は、COVID-19の感染拡大が影響しており、観光客の多くは個人旅行や家族旅行で、各自で移動手段やホテルを手配したケースが目立っている。

カマウ省文化スポーツ観光局もテト期間中の観光旅行者数が前年と比べて56%以上減少し、観光売上も71%以上減少したと発表した。観光客の減少は、COVID-19の感染拡大による心理的な影響が大きいとみられており、1100件以上のツアーがキャンセルされた。同様に、フーコック島、ナムズ島をかかえるキエンザン省でも観光客が激減し、多くのビーチがガラガラの状態となった。

アンザン省にあるメコンデルタ最高峰のカム山観光エリアでも旧正月期間中の観光客数は昨年同期に比べて約50%減の4万から5万人程度となるとみられている。

出典:17/02/2021 SAI GON GIAI PHONG
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