2025年の貿易総額、9,200億USDに拡大
財務省税関総局によると、2025年のベトナムの輸出入総額は推計9,200億USDとなり、前年に比べて16.9%(1,330億7,000万USD)増加した。
内訳は、
- 輸入額:4,494億1,000万USD(前年比18%増)
- 輸出額:4,705億9,000万USD(前年比15.9%増)
となっている。
この結果、ベトナムは世界で貿易額上位25か国・地域の一角に入った。
貿易黒字は212億USD、FDI企業が主導
2025年の貿易黒字は212億USDに達する見通しである。
黒字の大半はFDI(外資系)企業によるもので、482億ドルを計上した一方、国内企業は270億ドル超の貿易赤字となった。
輸出額10億USD超の品目は36グループ
現在、ベトナムは230以上の国や地域と貿易関係を有しており、
- 輸出市場で34
- 輸入市場で24
の国と地域が、それぞれ貿易額10億USD超に達している。
中国が最大の貿易相手国、米国が2位
2025年も中国はベトナム最大の貿易相手国であり、両国の貿易総額は2,520億USDと推計され、前年比26.5%増となった。
米国は第2位で、貿易額は1,700億USD(前年比26.5%増)に達した。
特に注目されるのは、ベトナムが
- 米国にとって第8位の貿易相手国
- ASEAN域内で第4位の輸出市場
となった点である。
中・米2市場で貿易総額の46%を占める
中国と米国の2市場だけで輸出入総額は4,220億USDに達し、貿易総額の46%を占めた。
また、この2市場による増加額は820億USDで、全国の貿易増加分の62%を占めている。
対米輸出、過去最高の1,518億5,000万USD
輸出面では、米国が引き続き最大の輸出先となり、輸出額は過去最高の1,518億5,000万ドルに達した。
これは全輸出額の32%を占め、前年から320億ドル増加している。
一方、輸入面では、中国が最大の供給国であり、輸入額は1,830億USDと、全輸入額の約41%を占め、前年から390億USD増加した。
ハイテク製品が輸出入拡大をけん引
品目別にみると、2025年には
- 輸出:45品目中36品目
- 輸入:53品目中49品目
が、それぞれ10億USD超となった。
中でも、ハイテク関連製品が輸出入拡大の最大の原動力となっている。
輸出上位3品目で2,220億USD
輸出では、
- コンピューター・電子製品および部品
- 各種携帯電話および部品
- 機械設備・機器・部品
の上位3品目合計が2,220億USDに達し、全輸出額の47%を占めた。
これら3品目の増加額は430億USDで、全国輸出増加分の67%を占めている。
輸入でもハイテク3品目が約半分
輸入においても同じ3品目が2,210億USDに達し、全国輸入額の49%を占めた。増加額は543億USDで、全国輸入増加分の約80%に相当する。
本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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