ボー・バン・トゥーン国家主席から国賓招待を受けていた韓国のユン・ソンニョル大統領が6月22日からベトナムを訪問する。
ユン大統領は、6月22日の朝にノイバイ空港に到着し、6月24日までベトナムに滞在してベトナム政府関係者と会談する予定だ。
ユン大統領のベトナム国賓訪問は今回が初めてのことであり、またベトナムは、ユン大統領が大統領に就任した2022年5月以降に訪問する東南アジアで最初の国でもある。
ベトナムと韓国は1992年12月に国交を樹立し、2009年10月には戦略的パートナーシップを締結した。さらに両国は、2022年12月に両国関係を包括的な戦略的パートナーシップに格上げしている。
韓国はベトナムにとって最も重要なパートナーの1つであり、ベトナムへの投資額は第1位、ODAは第2位、貿易額も第3位となっている。2022年の両国の貿易総額は870億USDに達しており、前年から11.4％増加している。
2023年4月時点で韓国からベトナムへの有効な投資件数は9500件以上あり、登録資本総額は820億USD弱となっている。韓国は2012年から2015年にかけてベトナムに対して経済協力基金（EDCF）を通じて12億USDの優遇融資をサポートしており、両国政府はこの枠組みを15億USDに拡大して2016年から2020年まで延長することに合意していた。
近年、韓国はベトナムにとって第2の外国人観光客受け入れ市場となっており、毎月1000本以上の直行便が両国間を運航している。2019年にベトナムを訪れた韓国人旅行者は420万人を超え、2018年から23.1％も増加していた。一方、韓国を訪れるベトナム人旅行者も55万人を超え、21.9％増加していた。2020年から2020年にかけては新型コロナの影響により旅行者数が減少したが、2022年以降は増加傾向に転じている。
韓国はベトナム人労働者の受け入れ国としても世界第2位の市場であり、韓国にとってベトナムは中国に次いで2番目に多い労働者の送り出し国でもある。現在、約4万8000人のベトナム人が韓国で働いている。
韓国法務省の統計によれば、2023年1月現在、韓国で生活、留学、就労しているベトナム人の総数は20万6000人を超えている。
出典：22/06/2023 VNEXPRESS
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