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【経済】第2四半期の経済成長率は4.14%

(C) VNEXPRESS

ベトナムの2023年第2四半期の経済成長率は4.14%と予測されており、新型コロナの影響によって過去13年間で最低水準だった2020年に次ぐ低さとなる。

6月29日に統計総局は、2023年上半期の経済情勢に関する記者会見を開いた。その中で、統計総局は2023年第2四半期の経済成長率が4.14%になる見込みだと明らかにした。この経済成長率は2011年から2023年までの過去13年間の第2四半期のうち、新型コロナの感染拡大によって0.34%に落ち込んだ2020年第2四半期に次いで低い数字となった。これにより2023年上半期の経済成長率は3.72%となる見込みだ。

現在、ベトナム経済をけん引しているのはサービス業だ。国内の消費刺激策や観光促進プロモーションがサービス業の成長に貢献している。2023年上半期のサービス業の成長率は6.33%で、2021年と2022年の1.18%と4.53%を上回っている。

一方の製造業と建設業では、製造業が世界的な経済不況の影響を受けて困難な状況に陥っている。製造業の上半期成長率は0.44%で、2011年から2023年までの13年間で最も低い数字となった。

2023年上半期のベトナムの貿易黒字は122.5億USDで、貿易総額は3166.5億USDとなり、輸出、輸入とも前年同期から12~15%減少した。

貿易・サービス統計部のグエン・ビエット・フォン部長は、ベトナムの輸出入額は、世界的な需要減の影響を受けて、減少したと述べた。データによれば、2023年4月までに主要な輸出相手国16カ国中13カ国で輸出額が減少し、主要輸入相手国でも16カ国中12カ国で輸入額が減少している。

「ベトナムは、2023年の第1と第2四半期連続で輸出入が減少しているが、特に第2四半期の落ち込みが大きい」とフォン部長は話す。機械設備や原材料の輸入減は、国内製品への需要が減少の兆しを見せていることを示している。

しかし、フォン部長は、上半期の輸出入額が2021年に匹敵する3160億USDを超えたことは、明るい兆しだと評価した。

「世界的な経済不況の中で、ベトナムの貿易収支が122.5億USDの黒字を記録したことは、ベトナムの経済成長にとってプラスです」とフォン部長は述べた。統計総局によれば、世界経済が低迷し、予測不能な地政学的リスクがある中で、今後ベトナムの貿易額は様々な影響を受ける可能性がある。

2023年上半期には新たに11万3600社が設立され、平均すると月に1万9000社が市場へ参入している。一方で、上半期に市場から撤退した企業数は約10万社で1ヶ月平均は1万6600社となり、その数は徐々に減少している。

第2四半期の製造業の景気動向調査でも、将来を楽観していると答えた企業が第1四半期よりも増加している。第3四半期に経営状況が好転すると予測している企業数も増加している。

6月の消費者物価指数(CPI)は、食品価格の上昇、電気料金の値上がりなどを受けて前年同期比で2%の上昇となった。2023年の上半期のCPIは前年比3.29%増となり、コアインフレ率は、CPIを上回る4.74%となっている。

出典:29/06/2023 VNEXPRESS
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