日本人ビジネスマンから5つ星ホテルの部屋で酒を飲むように誘われた女が100万円の入ったバッグを盗んだ事件の審理が行われた。
8月14日の午後、ホーチミン市人民裁判所は、被告人のゴー・ティ・ハン(38歳)に対して、窃盗の罪で懲役7年の判決を言い渡した。この被告は同様の窃盗罪でハノイ人民裁判所からも懲役3年4ヶ月の判決を受けており、被告人は合わせて10年4か月間服役しなければならないことになった。
ハン被告人は裁判官に対して、2022年3月2日の夜にハイバーチュン通りにあるレストランを訪れ、同じくよくこのレストランを訪れていた63歳の日本人男性に遭遇したと述べた。ハン被告はこの男性と会話をはじめ、男性から酒をご馳走された。
レストランでの食事を終えると二人は一緒に近くのコンビニに立ち寄ってビールを買い込み、ホテルのロビーで飲みながら話した。しかし、その場所が少しうるさかったので、ハン被告と日本人男性はビールを購入したコンビニに戻って飲み続けた。夜遅くなってから日本人男性はハン被告を近くにある5つ星ホテル内の自分の部屋に誘い、さらに酒を飲んだ。
起訴状によれば翌朝未明に男性がソファーでぐっすり眠っているのを見て、ハン被告は男性の部屋に入りテーブルの上に置かれていた100万円の入ったカバンを持ち去り、近くにあった両替所でVNDに両替した。その後、被害者が金が盗まれていることに気付いて警察に通報した。
ハン被告によれば、酒を飲んでいる間、男性は自分を実業家だと名乗り、部屋に来て一緒に寝ればお金を渡すと話していたが、その後、カバンを別の部屋にしまった。その後、男性がぐっすりと寝ているのを見て、ハン被告はカバンを盗むことを決めた。
事件後、ハン被告はハノイへ逃亡し、別の日本人男性に対して同様の窃盗事件を起こした。2022年6月26日にハン被告は警察に自首した。
「被害者は自分の友人でした。被害者に申し訳ない気持ちがあったので自首しました」とハン被告は述べ、数年前にレストランやカフェを経営していたが、失敗し金に困っていたために、今回の犯行に至ったと付け加えた。ハン被告は、幼い子供の養育のために減刑を検討するよう裁判所に求めている。
出典:14/08/2023 VNEXPRESS
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