2023年8月までのベトナムへの外国総投資額(FDI)は181.5億USDとなり、前年同期比で8%以上増加した。
計画投資省傘下の外国投資庁によれば、海外投資家によるベトナムへの新規投資登録と株式購入額は引き続き増加傾向にある。
投資登録証明書が発給されたFDIプロジェクトは1920件を超えており、総投資額は88億USD以上となった。前年同期と比較した場合、投資プロジェクト件数は70%弱、総投資額は40%弱増加している。
また、830件の投資プロジェクトで資本金の調整が実施され、投資額が45億USD以上増加した。
さらに、資本参加や株式購入取引は2268件で44億USD以上となり、前年同期比で取引件数は6.5%減少したものの、投資額は63%も増加した。
外国投資プロジェクトの実行投資額も同期間中に僅かに増加した。8月20日時点で、外国投資プロジェクトの実行投資額は約130億USDで前年同期から約1%増加している。
業種別では、国民経済21分野のうち18分野に海外投資が流入している。中でも製造業が130億USDでFDIを牽引しており、登録投資資本全体の68%弱を占め、前年同期と比べても15%増加している。
不動産分野は製造業に次いでFDIが多い分野であり、総投資額は17.6億USDで登録投資資本全体の約10%を占めているが、前年同期比では47%減となっている。金融分野も154万USDのFDIが集まり、前年同期の60倍以上となっている。
2023年8月までにベトナムに最も投資したのはシンガポールの38.3億USDで、全体の21%以上を占めているが、前年同期比では15%の減となった。2位は中国の26.9億USDで、全体の15%を占め、前年同期比で90%以上の増加となっている。3位は日本の25.8億USDで、全体の14%を占め、前年同期から73%も増加している。4位以下は、韓国、香港、台湾の順となっている。
ベトナム国内で最もFDIが多かった地域はハノイの23.4億USDで、全体の約13%を占め、前年同期比で2.9倍と急増している。2位はハイフォンの約20億USDで、全体の約12%を占め、前年同期比72%増となった。3位以下はホーチミン市、バクザン省、ビンズン省の順となっている。
出典:27/08/2023 VNEXPRESS
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