世界最大の海外在住者ネットワークであるインターネーションズの調査によれば、ベトナムは世界の住みやすい国トップ15にランクインしている。
これは、400万人以上の会員を擁する世界最大規模の海外在住者ネットワークであるインターネーションズが171の国と地域に住む1万2000人を対象に実施した調査によって明らかになった内容だ。今年のベトナムは14位で昨年から7ランク後退した。2023年の上位4カ国はメキシコ、スペイン、パナマ、マレーシアだった。
この調査でインターネーションズは、海外での生活に影響のある生活費、家賃、インターネット速度など56項目の指数によって住みやすさを評価している。
ベトナムは、在住外国人から「安全・安心」項目で高い評価を受けている。アジアでは、ベトナムは台湾、UAE、シンガポール、バーレーン、カタール、オマーン、韓国、日本、サウジアラビアなどに次いでこの項目で世界35位となっている。
このランキングによればベトナムは、在住外国人から「文化と歓迎度合（16位）」、「友達の作りやすさ（11位）」、「地元民の親しみやすさ（5位）」などが高く評価され、住みやすい国と評価されている。
また、ベトナムは「個人財政」の指数でトップの評価を受けている。この指数は、”経済状況への満足度”、”一般的な生活費”、”調査対象者の収入が快適な生活に充分であるか”の3つの要素に基づいて算出される。ベトナムでは調査対象者の77％が生活費がリーズナブルだと評価しており、世界平均の44％を大きく上回っている。
「ベトナムで最も気に入っているのは生活費の安さです」と調査に参加したアメリカ人は話している。インターネーションズの専門家たちもこの指数に関してはベトナムの優位性を認めている。
しかし一方で、ベトナムは、インドネシア、インド、フィリピンと並んで最も環境汚染が激しい国とされている。ベトナムに住む外国人の約55％が空気の質に不快感を感じており、これは世界平均の約3倍だ。
メキシコがトップ５に入るのは9回目だ。メキシコは「住みやすさ」、「地元民の親しみやすさ」などの指数が高く、友達を作りやすい国として高く評価されている。この調査に参加した外国人の75％が地元で簡単に友達が作れると回答している。この数字の世界平均は43％だった。
今回のランキングでは、2位がスペインだった。スペインはその文化、ナイトライフ、娯楽サービス、リラクゼーション、気候などが高く評価され2014年以降、常にトップ10に入っている。
パナマは「住みやすい」、「友達を見つけやすい」、「文化」、「歓迎度」などの指数が高く3位にランクインした。
マレーシアは、「生活の質」指数が上昇したことで、第4位にランクインした。マレーシアもそのフレンドリーさと収入と生活費のバランス面で高く評価されている。
出典：27/08/2023 VNEXPRESS
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