ベトナム共産党中央執行委員会は、ボー・バン・トゥーン氏が個人的な理由により提出した政治局員、第13期党中央委員会委員、国家主席、国防安全保障会議議長の辞職願いを承認することに決めた。
この決定は、3月20日にボー・バン・トゥーン氏から提出された各役職の辞職願を検討したのちに、党中央執行委員会が臨時会議を開催して承認したものだ。
会議直後に発表された党中央事務局の声明によれば、党中央執行委員会は、ボー・バン・トゥーン氏を党と国家の重要な指導者であり、基礎的な訓練を受け、地域レベルから上り詰めた人物であり、多くの重要な指導的地位を任命されてきたと評価した。
しかし、中央監査委員会と関連当局の報告書によれば、トゥーン氏は多くの党員規約に違反しており、党員と幹部に規範を示し、政治局員、書記局員、党中央執行委員会委員、国の指導者としての立場から党の規律と国の法律に対して責任を負わなければならない。
「ボー・バン・トゥーン氏の違反行為と欠点は世論を混乱させ、共産党、国家、個人の威信を傷つけた。共産党、国家、国民への責任を自覚しているボー・バン・トゥーン氏は、与えられた役職に対して辞職願を提出した」と声明では述べられている。
2021年から2026年の任期で党中央執行委員会の臨時会議が開催されるのは今回が6回目だ。
およそ1年前の2023年3月2日、当時政治局員、事務局常任委員だったボー・バン・トゥーン氏がグエン・スアン・フック氏の国家主席辞任に伴い、任期が2021年から2026年までの国家主席に国会によって選出された。国家主席は国会議員の中から国会が選出する役職であるため、ボー・バン・トゥーン氏の国家主席辞任は国会で手続きする必要がある。
ボー・バン・トゥーン氏は、ヴィンロン省出身の54歳で、昨年、過去最年少で国家主席に就任していた。トゥーン氏は36歳の時に第10期中央委員会の補欠委員に選任され、11期から13期まで3期連続で中央委員会委員を務め、第12期、14期、15期国会議員、第12期と13期政治局員を務めていた。
出典:2024/03/20 VNEXPRESS提供
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