ホーチミン市のメトロ1号線(ベンタイン-スオイティン)は、12月22日開業予定で、乗車賃は6000~2万VND、1ヶ月定期は30万VNDで、他に1~3日乗り放題券なども販売される予定だ。
これは、11月21日に開催されたホーチミン市の社会経済状況に関する記者会見で、ホーチミン市都市鉄道管理委員会(MAUR)が明らかにした内容だ。
MAURによれば、プロジェクトの建設工事は100%完成しており、現在、商業運転開始に向けた手続きを進めているところだ。これまで、MAURは、プロジェクトの最終段階を完成させるために多くの人員、設備、機械を動員してきた。
メトロ1号線の運賃は既にホーチミン市人民委員会によって承認されている。ホーチミン市初のメトロの利用客は、乗車券、1日乗車券、3日乗車券、1ヶ月定期など様々な種類から選択することが可能だ。この中で行先に応じた乗車券は現金決済なら7000~2万VND、電子決済なら6000~1万9000VNDとされている。
定期券の場合、一般客は月額30万VNDで、学生は50%割引の15万VNDとなる。これ以外にも4万~9万VNDで1日乗り放題券や3日乗り放題券を購入することも可能だ。また、障がい者と高齢者は、ホーチミン市の政策に基づき運賃が免除される。
ホーチミン市メトロ1号線の運賃プランは、ハノイのメトロの運賃を参考に、バスや一般車両に対して競争力があり、一般市民が気軽に利用出来る価格帯というコンセプトで設定されている。ホーチミン市では、1日平均4万人弱の利用を見込んでいる。
なお、商業運転開始から最初の30日間は、メトロ1号線の利用を促すために全線の運賃及び、接続する17路線のバス料金を無料とする。
ホーチミン市初の都市鉄道であるメトロ1号線の建設工事は100%完成しており、現在安全性評価が実施されており、12月22日から商業運転が開始される見込みだ。既に10月上旬から試運転が実施されており、開業時と同様の4分30秒から10分間隔で列車が運行され、来月からの乗客受入れに備えている。
このプロジェクトは2007年に承認され、2012年から建設工事がスタートした。メトロ1号線は、ホーチミン市中心部と東部の玄関口を繋ぐ全長約20kmの路線で、11の高架駅と3つの地下駅があり、総投資額は43兆7000億VND以上となっている。
出典:2024/11/21 VNEXPRESS提供
上記記事を許可を得て翻訳・編集して掲載