ホーチミン市初の都市鉄道メトロ1号線は、運行開始から8日間で延べ利用者数が90万人を超え、12月29日には、これまでで最多の20万1000人が利用した。
これは、12月22日から29日にかけて都市鉄道1号線運営会社(HURC1)が実施した調査によって明らかになったデータだ。
この期間中に運行された本数は1560本以上で、延べ90万8000人が利用し、1日平均利用者数は、11万3500人以上に達した。特に土曜日と日曜日(12月28日、29日)の利用者が多く、それぞれ17万5000人と20万1000人を記録した。この延べ利用者数は、ハノイのカットリン-ハドン路線とニョン-ハノイ駅路線の開業1週間の延べ利用者数(約11万人と約39万人)を大幅に上回っている。
この乗客数は、運営会社が当初試算していた輸送計画の1日平均3万9000人の3倍以上となっている。現在は、無料乗車期間中のため、多くの来場者は興味本位で乗車しており、一人で1日に何回も乗車する人もいる。
現在、メトロ1号線の利用客は、切符を購入することなく、駅員の誘導に従って改札を通過して乗車することができる。メトロを体験したい人は非常に多く、ピーク時には一部の駅は人で溢れた。HURC1は、乗客をサポートするために、最大限の人員を動員している。
メトロ1号線の運航時間は現在午前5時から午後10時までとなっており、8~12分置きに1日に約200本が運行されている。運行本数や運行間隔は、週末、祝日、テト(旧正月)などには状況に応じて柔軟に調整される。
現在の予定では、メトロ1号線は2025年1月20日まで無料で乗車できる。この期間を過ぎると乗客は、乗車券、1日券、3日券、1ヶ月定期券などを状況に応じて購入して乗車する。乗車券は、現金の場合は7000~2万VNDで、現金以外の決済では6000~1万9000VNDとなっている。
1ヶ月定期券の価格は30万VNDだが、学生は50%割引が適用される。また、1日券と3日券はそれぞれ4万VNDと9万VNDとなっている。この種類は期間内は乗り放題だ。障がい者と公理エ社の場合は、ホーチミン市の政策により、無料で乗車できる。
乗客は、HURCのアプリからQRコードを読み取ったり、クレジットカードやIDカードを使うなど様々な方法で乗車することができる。
ホーチミン市メトロ1号線は、全長約20㎞で、市内中心部と東の玄関口を繋いでいる。区間中の3駅が地下駅で11駅が高架駅となっている。プロジェクトの総投資額は43兆7000億VNDを超えており、建設には12年かかった。
出典:2024/12/30 VNEXPRESS提供
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