1月2日の夜におこなわれたASEANカップ決勝ファーストレグで2得点を決めたグエン・スアン・ソンは、ベトナム代表としてASEANカップで過去最多の得点を決めた選手となった。
スアン・ソンはこれまでに7ゴールを挙げており、ベトナム代表のティエン・リン、タイ代表のスパナット・ムエンタ、シンガポール代表のシャワル・アヌアールらに3ゴール差をつけて得点王ランキングのトップに立っている。
ブラジル出身のストライカーであるスアン・ソンは、この記録を達成するのに予選途中からの4試合しか必要としなかった。
2日のタイとの試合でスアン・ソンは、59分にブー・バン・タインからのパスを受けて豪快なヘディングシュートを決め、先制点を挙げた。14分後、1997年生まれのこのストライカーは、タイのディフェンダーをかわして抜け出し、サイドネットに強烈なシュートを決めて2得点を挙げた。スアン・ソンは、これ以外にも2回決定的な場面を迎えたが、惜しくもタイのゴールキーパーに阻まれた。
残り1試合で3ゴール差をつけたことで、スアン・ソンの得点王タイトル獲得は目前だ。もし、得点王に輝けば、2022年のティエン・リンに次いでベトナム代表として2人目の得点王となる。
現時点でスアン・ソンは、東南アジアの大会で6ゴールを上回った初のベトナム代表選手であり、4試合連続ゴールもベトナム代表選手では初の偉業だ。これまでの記録は1996年のタイガーカップでレ・フイン・ドゥックが記録した3試合連続ゴールと通算6ゴールだった。
これまでのASEANカップ(旧AFFカップ、タイガーカップ)で最も多くのゴールを決めたのは元シンガポール代表のノー・アラム・シャーで、2007年の大会でラオス戦での7ゴールを含め10ゴールを決めている。
スアン・ソン、本名ラファエルソンは1997年生まれで、9月にベトナム国籍を取得した。スアン・ソンは、ベトナムにルーツを持たない選手としては2009年以来のベトナム代表選手となった。
出典:2025/01/02 VNEXPRESS提供
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