統計総局が2024年に実施した中間国勢調査の分析結果によれば、ベトナムの人口は1億100万人を突破している。
また、ホーチミン市の人口は約950万人でハノイの約860万人を90万人上回り、人口密度では1.7倍に達した。具体的にはホーチミン市の人口密度が4544人/㎢だったのに対して、ハノイ市は2585人/㎢だった。
人口の男女比率では、男性が5030万人(49.8%)に対して女性は5070万人(50.2%)で、僅かに女性の人口が上回っている。
ベトナムは、東南アジアでインドネシア、フィリピンに次いで3番目に人口の多い国であり、世界でも16位に位置している。全国平均の人口密度は305人/㎢で、2019年より15人/㎢増加しており、東南アジアでは、シンガポール、フィリピンに次いで第3位となっている。
都市部と農村部を比較した場合、都市部の人口が約3860万人(38.2%)で、農村部の人口が6250万人(61.8%)となっている。地域別でみると最も人口が多いのは紅河デルタ地域の約2400万人で、次いで北中部沿岸地方の約2100万人、東南部の約1900万人、メコンデルタ地方の約1760万人の順となっており、最も少ないのは中部高原地帯の約620万人だった
省・都市別人口ランキングでは、ホーチミン市が950万人でトップとなり、次いでハノイの860万人となっている。人口が300万人を超えている省はタインホア省、ゲアン省、ビンズン省、ドンナイ省で、ハイフォン市は200万人以上の人口を抱えている。
逆に実行が最も少ない省は北部のバッカン省で約33万人となっている。2番目に人口の少ないライチャウ省は人口が約50万人で、人口密度は全国最低の55人/㎢となっている。この人口密度はホーチミン市の1/80しかない。
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