5月14日午前、ベトナム中部クアンガイ省で、停車中の路線バスが突然動き出し、これを止めようとした男性乗務員がバスと電柱の間に挟まれて死亡する事故が発生した。現場は同省ミンロン郡のバス停付近で、事故の瞬間は防犯カメラに記録され、SNS上でも拡散された。
事故があったのは、マイリン・クアンガイ社が運行するクアンガイ市-ミンロン郡間の6番路線バスだ。目撃情報や映像によると、午前10時ごろ、制服姿のバス乗務員が近くの飲料店に立ち寄っていたところ、停車中のバスが突然、無人のままゆっくりと動き出した。
これに気づいた社員は慌てて車両前方に走り寄り、体全体を使って車体を押し止めようとした。しかし、バスは動きを止めず乗務員は、押し込まれる形で転倒し、路肩の電柱との間に挟まれ、その場で死亡した。亡くなったのは、マイリン・クアンガイ社のT.V.Qさん(37歳)で、当該路線バスの車内清掃や出発準備などを担当していたという。
事故当時、バスには運転手も乗客も乗っておらず、車両は11時15分の出発を待っていた。
マイリン・クアンガイ社の初期調査によれば「サイドブレーキのかけ忘れ」が自然発車の原因とみられており、現在、警察が詳しい事故原因について調査を進めている。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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