両国の戦略的関係強化と地域協力推進に向けた重要な訪問に
2025年5月24日、ファム・ミン・チン首相と夫人は、マレーシア公式訪問および第46回ASEAN首脳会議への出席のためベトナム政府代表団を率いてハノイを出発した。
同行した代表団には、ブイ・タイン・ソン副首相兼外相、ブー・ホン・タイン国会副議長のほか、商工省、科学技術省、文化・スポーツ・観光省の各大臣、さらには国防省、公安省、財務省、内務省など各省庁の幹部が名を連ねている。
10年ぶりのベトナム首相によるマレーシア訪問
ベトナム首相のマレーシア公式訪問は、実に10年ぶりのことで、2024年11月に両国が関係を「包括的な戦略的パートナーシップ」へと格上げして以降、ベトナムの主要指導者がマレーシアを公式訪問するのも今回が初めてだ。今回の公式訪問は、ベトナムとマレーシアの二国間関係の深化に向けた重要な節目になる。
この訪問を通じて、両国間で合意された協力内容の具体化、政治的信頼の深化、経済・防衛・文化面での連携強化、将来の具体的な協力方針の策定が期待されている。
地域協力におけるベトナムの積極的貢献
一方、多国間の枠組みにおいては、チン首相のマレーシア訪問期間中にマレーシアが議長国を務める年の最初のASEAN首脳会議が5月26日から開催されるほか、第2回ASEAN-湾岸協力理事会(GCC)首脳会議や、中国も加えたASEAN-GCC-中国首脳会議も開催が予定されている。
2025年はベトナムがASEANに加盟して30周年という節目の年であり、複雑化する国際情勢の中で、ベトナム代表団は「主体性・責任・積極的貢献」の方針を掲げ、ASEANの協力枠組み強化や地域的な連携推進に一層寄与する姿勢を打ち出している。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
ベトナム進出支援LAI VIEN
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