ハノイ市、通勤時間帯の取締りを強化
6月3日朝、ハノイ市内のホートゥンマウ通りで、バイクが歩道を走行する違反行為が相次いで発生した。通勤時間帯である午前7時前後、交通量はさほど多くなかったにもかかわらず、多くのドライバーが渋滞回避を理由に歩道を走行していた。
このような状況はハノイ市内の他の多くの道路でも見られ、特に朝夕のラッシュアワーに顕著である。
1時間で30台を撮影 20台超に即時対応、10台に「非接触型違反通知」
ハノイ市交通警察は、こうした違反に対応するため、各交通警察部隊に対して映像記録による証拠収集と処罰の徹底を指示している。今回、歩道走行による交通安全の脅威を根絶する方針の一環として、ハノイ市交通警察第6部隊の取締りチームが6月3日朝、現場に出動した。
取締りチームはわずか1時間あまりの間に30台以上のバイクの交通違反を記録した。このうち20件以上に対して現場での停車と違反処理を実施し、さらに約10件に関しては、後日郵送で罰金を通知(いわゆる“非接触型処罰”)する。
違反者は「渋滞だから」「遅刻しそう」と弁明も
取締りを受けた違反者の多くは、道路の混雑や遅刻の恐れなどを理由に歩道走行を正当化しようとした。しかし、当日の道路状況はそれほど混雑しておらず、明らかなルール違反と認定された。
都市景観と国際イメージにも悪影響
ハノイ市交通警察第6部隊の副隊長であるホアン・バン・ビン少佐は、「歩道を列をなして走行するバイクは交通の安全を損ねるばかりか、都市の景観を損ないます。外国人観光客にとっても悪い印象を与えるものであり、極めて憂慮すべき問題だと考えています」と述べた。ハノイ市交通警察では、今後もこの種の違反については、映像による証拠収集と“非接触型処罰”を継続していく方針だ。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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