トー・ラム書記長が駐ベトナム韓国大使と会談
2025年6月5日、党中央委員会本部において、ベトナム共産党中央委員会のトー・ラム書記長が、駐ベトナム韓国大使のチェ・ヨンサム氏の表敬訪問を受けた。
会談では、チェ大使が韓国大統領選挙の結果、李在明(イ・ジェミョン)氏が第21代韓国大統領に就任したことを正式に報告した。トー・ラム書記長は、同氏の当選に祝意を示すとともに、新政権の下で韓国が早期に安定し、さらなる発展を遂げることへの期待を表明した。
トー・ラム書記長は、両国の歴代指導者の強い政治的結びつきと両国国民の支持により、ベトナムと韓国が政治、経済、観光、科学技術など様々な分野で実質的かつ深いパートナーシップを築いてきたと強調した。また、韓国大使館およびチェ大使の尽力を評価し、新政権とも引き続き緊密に協力し、関係をより高い次元へ発展させる意向を示した。
また、両国関係の実質的な深化に向けて、防衛・安全保障分野での協力や既存の枠組みの効果的な活用、2030年までに両国の貿易額を1500億ドルにするための行動計画の推進、韓国からの投資拡大と先端技術の移転の促進を提案した。
トー・ラム書記長はさらに、ベトナムの人材育成、とくに半導体・AI分野での韓国の支援を要請し、2025年に韓国で、2027年にはベトナムで開催予定のAPEC首脳会議を成功に導くための協力も呼びかけた。
これに対し、チェ大使は新政権の外交方針においてもベトナムが重要なパートナーであり、韓国の強みを活かした分野での経済協力を強化したいと述べた。韓国企業にとってもベトナムのビジネス環境は魅力的であり、今後の投資拡大に弾みを与えるものであると評価した。
大使は、地政学的リスクが高まる中、政治・経済・文化・教育・科学技術などあらゆる分野での包括的な戦略的パートナーシップを一層深化させていきたいとの考えを強調した。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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