女性観光客を狙った窃盗事件、海岸地域で短期間に連続発生
ダナン市警察は6月10日夜、GrabCarの開いていた窓から手を入れ、女性観光客のハンドバッグをひったくった容疑で、フエ市出身のレ・ゴック・スー容疑者（18歳）を逮捕したと発表した。
容疑者は事件の数日前からダナン市の海岸エリアで観光客を狙った犯行を繰り返しており、今回の逮捕は、今後の類似事件の捜査に向けた重要な一歩とされる。
観光地のGrabCar車内で犯行、逃走後さらに別の窃盗
6月5日未明、ハノイ市からきた25歳の女性観光客D.H.Lさんは、ダナン市ソンチャ区のボーバンキエット通りで、走行中のGrabCarに乗車中にバッグをひったくられるという被害に遭った。
スー容疑者は黄色と黒のヤマハExciterに乗って周辺を徘徊し、窓を開けて景色を眺めていたLさんに目をつけた。ボーグエンザップ通りからGrabCarを追跡し、ボーバンキエット通りで追いつくと、車の窓から手を突っ込み、バッグを奪い逃走した。
バッグの中にはAirPodsと現金200万ドンが入っていた。その後、スー容疑者はさらに歩道にいた別の観光客N.T.Đさん（17歳）から、スマートフォンをひったくるなど、立て続けに犯行を重ねた。
被害は少額も、観光事業への影響を重視し警察が緊急捜査
2件の事件はいずれも深夜の人気が少ない時間帯に発生し、証拠も乏しかったが、観光地における治安悪化を懸念したダナン市警察は、事件発生から6日間にわたり追跡捜査を継続。ついに6月10日夜、市内の建設現場に潜伏していたスー容疑者を発見し、逮捕した。
取り調べに対し、スー容疑者は2件のひったくり容疑を認めている。また、過去にも財産強奪の罪で18か月の矯正施設送致歴があったことも判明している。
逮捕後、スー容疑者は生活のためにダナン市に移り、建設現場で日雇い労働に従事していたと供述している。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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