バックマー山で563mmの記録的雨量を観測、一部道路は通行止めに
ベトナム中部フエ省では、台風1号の影響による豪雨が発生し、国内最多の雨量を記録した。6月11日夜から12日朝にかけて、フエ省フーロック県のバックマー山頂では563mmを超える雨量が観測された。
降雨量測定システムVrainのデータによれば、フエ省のケモラン観測所では519mm、バックマー国立公園でも434mm以上の雨量が観測された。
この大雨により、フエ市内の複数箇所で局所的な浸水が発生し、特にフーロック郡フォンフー村を通るラソン〜トゥイロアン高速道路のアクセス道では土砂崩れが発生し、一時全面通行止めとなった。
降雨は6月14日にかけて継続、避難・待機体制を強化
フエ市の防災・救助指揮本部のダン・バン・ホア事務局長は、「今回の台風により、複数の地域で短時間に100mmを超える局地的な豪雨が観測されています」と述べた。市内全域では今後も強い雨が予測されており、13日夜にかけて引き続き警戒が必要だという。
総雨量は一部地域で300mmを超えるところもあり、広い範囲で70〜200mmの雨量が予測されている。6月14日には雨が収束する見通しである。
同本部はすでに各地に対し避難準備を指示し、緊急時には救助活動や住民の避難を迅速に行えるように体制を整えている。沿岸部の船舶に対しても安全な避難場所への退避が命じられた。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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