国会が歴史的決議を可決、新たな全国地図が誕生
ベトナムの国会は全国の行政区画を再編する決議を可決し、従来の63の省・直轄市を34に削減することが正式に決まった。6月12日朝の国会本会議では、出席した465人のうち461人の賛成多数でこの決議が採択された。決議は採択と同時に即日発効した。
この決議により、ベトナムの行政地図が大きく塗り替えられることとなった。たとえば、従来は国土の最北端がハザン省のルンクー、最南端がカマウ省のカマウ岬とされていたが、今後はハザン省とトゥエンクアン省が統合されて“トゥエンクアン省”となるため、新しい国土の北端はトゥエンクアン省となる。
沿岸省市は減少するも、割合は増加
これまでベトナムの海岸線3,260kmに沿って28の省・市が海に接していたが、再編後は21省市に減少する。ただし、全体の数が減ることで海に接する省市の割合は44%から62%に上昇した。
さらに注目すべきは、かつては海に面していなかった中央高原(Tây Nguyên)地域の全ての省が再編後に海に面する地域に変わった点である。
新たな34省市の地図を公開
新体制による34の省市の最新地図が公開された。行政区画の大規模な統合は、ベトナムにおける地方自治や国家運営の枠組みを抜本的に変えるものとして注目されている。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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