中東の緊張激化に「深い憂慮」 ベトナム外務省が即時の軍事行動停止と平和的解決を呼びかけ
2025年6月22日、ベトナム外務省のファン・トゥー・ハン報道官は、同日未明に米国がイランの核関連施設を攻撃したことに対するベトナムの立場について記者の質問に回答し、次のように述べた。
「ベトナムは、中東地域における複雑かつ激化する衝突状況に深い懸念を抱いています。これらは民間人の生命と安全、そして地域と世界の平和と安定に深刻な脅威をもたらすものです」
ハン報道官はまた、ベトナム政府の立場として、次の点を強調した。
- あらゆる軍事行動の即時停止を求める
- 特に核施設への攻撃は避けるべき
- 対話と国際法に基づく平和的解決の継続を支持
- 国連憲章、主権と領土の一体性、国際人道法および国際原子力機関(IAEA)の規定を尊重すべき
攻撃対象はフォルドゥ、ナタンズ、イスファハンの核施設
米国のドナルド・トランプ大統領が発表したところによれば、米軍は6月22日未明(ベトナム時間)にイランの主要な核関連施設3カ所(フォルドゥ、ナタンズ、イスファハン)に対して精密な攻撃を実施した。
イラン政府は攻撃を受けたことを認め、各地の防空システムが作動し応戦したと報じられている。
国際社会も懸念 国連事務総長「危険なエスカレーション」
国連のアントニオ・グテーレス事務総長は、この米国の行動を「すでに緊張状態にある地域における極めて危険なエスカレーション」と位置づけ、強い懸念を表明した。
※本記事は、各ニュースソースを参考に独自に編集・作成しています。
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